ここ数年、従来とは異なるやり方で開催されてきた「フジロックフェスティバル」。

2020年には初の開催中止。ガイドラインを遵守して開催された2021年「特別なフジロック」、2022年「いつものフジロック」を経て、ついに今年2023年に完全復活を遂げます!

4年ぶりに声出しが解禁されるほか、オールナイトも復活と、開催前に今年の注目ポイントをチェックしていきましょ♪

【今年は「超きもちいいフジロック」!】

2023年7月28日から7月30日まで新潟県湯沢町・苗場スキー場で開催される「フジロックフェスティバル’23」。

コロナ禍では、会場内でのマスク着用、大声禁止、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの励行を徹底していましたが……今年からは「声出し解禁」&「マスク着用要請なし」に!

完全復活となる今年をターニングポイントと考え、「超きもちいいフジロック」をキーワードにアップデート。フジロックをさらにパワーアップする新たな取り組みにも挑戦するといいます。

【3つの注目ポイント】

今年のフジロックの注目ポイントはこちらです!

■その1:4年ぶりにオールナイトが完全復活

フジロックの夜にのみ出現する、大人の遊び場。長らくお休みしていた苗場のアイコン「パレスオブワンダー(The Palace of Wonder / 通称:パレス)」がついに帰ってきますよおおおおお!

世界で最も美しいと⾔われている移動式テント「クリスタル・パレス・テント」の中では、夜な夜なライブ&DJが行われ、遊びに来ていた出演アーティストが飛び入り参加することも。テントの外では、スリル満点のナイトサーカスや、新人アーティストの登竜門ステージ「ROOKIE A GO-GO」を堪能できます。

長年フジロックに通い続ける私にとって、この場所は1番好きといっても過言ではないエリア。ポールダンスや怪しいデザインの回転遊具、ダンサーがテーブルの上で踊り狂う非日常感は、ほかではなかなか体験できません。

また今年は、苗場の深夜を盛り上げるDJブース「GAN-BAN SQUARE」が復活! そのほかにも、オールナイトライブやキャンドルアートによる幻想的な演出など、夜を盛り上げる企画が盛りだくさんです。

■その2:海外ヘッドライナーから矢沢永吉まで!豪華200組が出演するステージ

アイスランドからインドまで(!)14カ国212組が出演。昨年の162組から大幅に数をパワーアップしています。

注目のヘッドライナーは、 “キング・オブ・フジ” こと「FOO FIGHTERS(フー・ファイターズ)」、17年ぶりのフジロック出演となる「THE STROKES(ザ・ストロークス)」、そして初来日&グラミー賞受賞アーティストの「LIZZO(リゾ)」! さらに国内からは、日本ロックシーンのレジェンド「矢沢永吉」さんが初登場を果たします。

苗場に永ちゃんが来るなんて……これは夢か幻か! おそらくですが、「観てみたい」という人はかなりいると思うので、たくさんのギャラリーが集まりそうです。

そのほかには、若い世代を中心に大人気の「Vaundy」「SUPER BEAVER」「ひつじ文学」「Saucy Dog」「STUTS」なども登場。個人的には、7月30日にレッドマーキーに出演する、多国籍オルタナティブK-POPバンド「Balming Tiger」が気になっています!

■その3:音楽以外のコンテンツもパワーアップ

そして今年は「フード」「サービス」「アートコンテンツ」もパワーアップ。

名店や人気店など、全国各地から80を超えるフェスごはんが大集結します! 超予約困難なイタリアン、うどん百名店の常連、福岡や仙台など全国各地のご当地グルメ、話題のヴィーガンラーメンなどが出店します。

また、混雑によるストレスを軽減するべく、新サービス「FUJI ROCK PLUS」を初導入。「移動や食事を快適にするパス」と「音楽の楽しみ方を快適にするパス」を用意されています。

会場のいたるところでみられるアートコンテンツも、例年以上に充実するようで、新たに来場者参加型の新コンテンツも追加予定とのこと。より快適なフェスになりそうですね♪

【今年は現地でフジロック】

ちなみに、毎年恒例となっていたフジロックのYouTube生配信は今年は行われません

ご紹介した注目ポイントも、現地にいるからこそ楽しめるものばかり。ぜひ生でフジロックを体験してきてください!

参照元:フジロックフェスティバル’23Twitter @fujirock_jp、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch