配信前から話題沸騰、今現在もNetflixで視聴ランキング1位を叩き出している実写版『ONE PIECE』

原作漫画をずっと読んできたファンとしては、実写化してほしいような、してほしくないような、複雑な気持ちでしたが……結果的に大満足で大感動! 『ONE PIECE』の世界がリアルに実在しているかのように感じたのです。

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflixドラマ『ONE PIECE』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

日本の漫画史上最高の発行部数を誇る『ONE PIECE』が原作の本作。大海原を舞台に誰も見たことのない大冒険が繰り広げられます。

主人公のモンキー・D・ルフィは、物心ついたころから、海賊に憧れていました。

やがて青年へと成長したルフィは、故郷のフーシャ村を飛び出し、海賊王になることを宣言! 「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れるため、仲間たちと一緒に広大な海へと繰り出します。

【ココが見どころ!】

<その1:作品愛を感じる再現度の高さ>

本作を鑑賞してまず驚いたのは、再現度の高さ!

原作漫画の販売元の集英社が提携していること、原作者の尾田栄一郎さんが製作総指揮として参加していることも大きいのでしょうが、製作陣の作品に対する深い愛を感じます。

風景や海賊船、戦闘シーンの迫力など、どこもかしこも漫画のシーンを思い出す再現度で大興奮してしまいました。

なにより感動したのは、キャラクターを演じる俳優陣です。原作漫画と比べると、顔立ちなど細部は異なるのに、ルフィが、ゾロが、ナミが、サンジが、ウソップが、そこにいるーーー!

特にウソップの長い鼻をCGなどで再現したりせず、そのままの姿で演じているのに、ウソップとしか思えないんですよ。

<その2:初期ONE PIECEをダイジェストで振り返ることができる>

ルフィの旅立ちからアーロンパーク編までを描いた本作。原作漫画およそ11巻分を、1話あたり約60分&全8話で描いています。

実写版になると、肝心なエピソードはそのまま、ストーリーがギュッと凝縮されているのでわかりやすい!

原作を知っている人は「こうやってストーリーをつなぐのね〜」と感心しながら鑑賞できるし、原作を知らなくてもダイレクトに楽しめるんじゃないかと思います。

<その3:おじキャラがイケおじすぎた>

キャラクターの再現度が高い、ということはすでにお伝えしていますが……おじキャラ(※おじさんキャラクター)がイケメンすぎてヤバい!!

私の推しは、ルフィの祖父で海軍の英雄でもある「ガープ」と、サンジの命の恩人でコックの「ゼフ」です。

原作漫画のガープをひと言で説明すると「いかついオヤジ」なのですが、実写版はそこはかとなくダンディーーーー! イケおじでしかなく、まるで雑誌から飛び出してきたかのようです。

また、原作漫画のゼフは「気は優しい頑固オヤジ」という感じでしたが、実写版ではさらに威厳が増しているッ! ちょっぴりコミカルに見える「三つ編みしたヒゲ」も、カッコよく見えちゃうから困ります。

【吹き替え版も超おすすめです】

実写版は、字幕でも十分楽しめますが、吹き替えで体験するとさらに感動が増しますよ。

なぜならば、アニメでおなじみの声優陣が再集結しているから。あの声が実写に重なることで、現実世界でキャラクターが生きていると感じられるんです。

原作漫画ファンはもちろん、アニメ『ONE PIECE』のファンにも観てほしい……!

■今回紹介した作品

Netflixドラマ『ONE PIECE』(原題:ONE PIECE)
2023年8月31日から独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Casey Crafford/Netflix © 2023、Courtesy of Netflix © 2023