美術館や博物館だけでなく、文学作品にまつわるアイテムも続々と生まれているフェリシモ「ミュージアム部」

この秋にも、文豪に関係する商品が登場していますっ。

文豪が描く探偵小説をモチーフにしたお香に、坂口安吾のあの事件をモチーフにしたトートバッグ……文学好きな皆さんは要チェックですよ~っ!!

【“事件のにおい” がお香に!】

探偵がよく言うセリフ「この事件、におうぞ!」

そんな謎めく “におい” を実際に嗅いでみたい人のために誕生したのが、日本の文豪が手がけた探偵小説をイメージしたお香「探偵小説イメージインセンス」です。

ラインナップは全4種類。各作品の世界観が描かれた缶のデザインにも注目です。

・谷崎潤一郎『途上』をイメージした香り

帝都・東京の冬の夕暮れをイメージした、どこか冷たさを感じさせる繊細な香り。特製缶には銀座の町を照らす街灯の風景や探偵事務所のレトロな椅子が描かれています。

・坂口安吾『不連続殺人事件』をイメージした香り

洋館に集まった人々の愛憎入り混じった感情をモチーフにした香り。濃密な甘~い香りに思わずクラクラしちゃいそう! 特製缶のデザインには探偵に推理のヒントを与えたモチーフなどがデザインされています。

・佐藤春夫『オカアサン』をイメージした香り

物語に登場する黄帽子インコ「ロオラ」が好んで食べる、お菓子やくだものを感じさせる香り。特製缶にも黄帽子インコとともにビスケットや林檎などのおやつ、外国航路の風景などが描かれています。

・江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』をイメージした香り

新築の下宿屋・東栄館の屋根裏空間や部屋にしかれた真新しい畳をイメージし、草や木を感じさせる香りを採用。特製缶には、秘密の散歩を楽しむ主人公が覗き見た光景などが描かれています。

お香を使い終わったら、缶には手持ちのアクセサリーやクリップなどを入れて楽しんで♪

【カレー事件を再現したトート】

続いてご紹介するのは、お香のラインナップにも登場する昭和の文豪・坂口安吾にまつわるあるエピソードから着想を得たトートバッグ。

これは1951年11月、友人であり作家仲間でもある檀一雄の自宅に居候(いそうろう)をしていたときに起きたできごとです。

ある日、安吾は突然、自分の妻の三千代さんに「ライスカレーを100人前頼め!!!!」と発言したそう。驚いて聞き返すも譲らない安吾に、仕方なく彼女は近所のお蕎麦屋さんと食堂に言われたとおり注文。

檀一雄宅の縁側や庭にずらりと届いたライスカレーをその場にいた人々はひたすら食べ続けることになったのだとか。

これをモチーフにして作られたのが「“ライスカレー100人前事件”のキルティングトート」

カレー、カレー、カレー……どこまでもカレーライス柄ステッチが続くキルティング生地はもはや愛おしさすら感じちゃう!?

パイピングにはお米をイメージした生成カラーのボア生地が使われていたり、安吾にちなんだアイテムが描かれた特製デザインのタグがついていたりと細かなところまでこだわりが満載です♡

【読書の秋をもっと楽しもう】

「探偵小説イメージインセンス」は月1セットのお届けで1210円、「“ライスカレー100人前事件”のキルティングトート」は4070円。どちらもお届け開始は11月分(2023年10月下旬以降)となります。

季節はちょうど「読書の秋」。こうしたアイテムで文学作品により深く親しんでみるのも素敵ですね!

※価格は全て税込みです。

参照元:フェリシモ 「探偵小説イメージインセンス」、「“ライスカレー100人前事件”のキルティングトート」、プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch