大人になってから始める人も多い、語学学習。
ここ最近、国内外で人気が高まっているのが「韓国語」。なんと、語学学習をしている10代のうち37%が韓国語を学んでいるというのです。
その背景には何があるのか……さっそく深掘りしていきましょうっ!
【日本よりも学習熱心な国は?】
参考にしたのは、世界で最もダウンロードされている無料語学アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」を提供するDuolingo, Inc. が公開した2つの調査。
・語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」
・各都道府県100名の計4700名を対象とした日本国内の語学学習の動向を探る年次調査「日本国内における語学学習に関する調査」
こちらによると、世界的に最も人気がある言語は「英語」。2位以下は「スペイン語」、「フランス語」、「ドイツ語」と続き、5位に「日本語」がランクインしています。
最も学習熱心な国は「ベラルーシ」。昨年1位だった日本は2位に後退しました。
【韓国語の勢いがスゴイぞ】
今回私が注目したのは「韓国語」です。
「世界的に最も人気がある言語ランキング」においては、イタリア語を抑えてなんと6位まで浮上!
また、「日本国内で最も学習されている言語ランキング」では、英語に次いで第2位にランクインしているではありませんか。
【Z世代〜ミレニアル世代に人気】
英語は必須科目ですし、使用する機会が多い言語でもあります。それゆえに、今回の調査でも、どの年代においても英語を選択する人が8割以上を占めていました。
いっぽう韓国語は、10〜20代に人気が集中しているようです。
韓国語を学習している人の割合を年代別に見てみると、30代以上が10〜15%なのに対し、10代は37%、20代は26%という結果に。また、10代の52.4%、20代の45.3%が、韓国語に興味があると回答しています。
【推し活が人気を後押ししていた】
韓国語人気の背景にあるのは「推し活」。
英語を学びたいと考える人の多くは「キャリアアップにつなげたい」と回答していますが、韓国語を学びたい人からは
「好きなアーティストや芸能人が話す言葉をそのまま理解したいから」(57.6%)
「海外の映画やドラマをそのまま理解したいから」(45.1%)
といった声が寄せられたといいます。
また、韓国語学習を始めたきっかけとして多く挙げられたのは「K-pop」と「ドラマ」でした。「ファンミーティングで推しと話したい」というモチベーションのもと、韓国語学習に取り組んでいる人もいるようです。
かくいう私も韓国語を勉強中。いつか字幕なしで、推しの生配信を理解できるようになりたい……!
参照元:Duolingo、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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