いよいよ3月も半ば、もうすぐ本格的なお花見シーズンを迎えます。

4月になると歓迎会などお酒を飲む機会もおのずと増えるわけですが、ついつい飲み過ぎちゃう前に知っておきたいことがあるッ!

厚生労働省の発表によると、「ビールのロング缶1本以上の飲酒を続けることで大腸がんのリスクが高まる」というのです。今後美味しくお酒を飲むためにも、自分に合った飲酒量を知っておきませんか?

【「飲んで鍛える」には誤解がある?】

飲酒による影響には個人差があり、年齢・性別・体質の違い、体調など個人のそのときの状態によっても左右されます。厚労省が発表した飲酒のリスクや体への影響をまとめた初のガイドラインによると、

・高齢者は体内の水分量が少ないため同じ量のアルコールでも酔いやすく、飲酒量が一定量を超えると認知症の発症リスクが高まる。
・女性は一般的に、男性と比べて体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないことから、アルコールの影響を受けやすいとされている。

とのこと。また通説として「お酒が弱い人は飲めば飲むほど鍛えられる」といわれますが、これには誤解があるみたい!

お酒を飲むと顔が赤くなったり、動機や吐き気がする人は、アルコールを分解する酵素の働きが弱い場合があります。こうした人が長年飲酒して、不快にならずに飲酒できるようになったとしても、口の中のがんや食道がんなどのリスクが非常に高くなるといったデータもあるそう。

【酒量でわかる健康リスク】

飲酒によるリスクを少なくするためには「飲酒量(純アルコール量)」に気をつけましょう。

純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数 / 100)×0.8(アルコールの比重)
※ビール 500ml(5%)の場合「20g=500(ml) × 0.05 × 0.8 」

たとえば、1日当たりビールのロング缶1本(20g程度 / 週150g)以上の飲酒を続けると、大腸がん発症の可能性が高まるのだそう。

男性の場合は、週150gから300gの飲酒で、脳卒中や脳梗塞、肝がんなどのリスクが上がります。いっぽう女性の場合は、週75gから150gの飲酒で、脳卒中や胃がんなどのリスクが上がるようです。

【自分に合った飲酒量を決めよう】

お酒を飲む機会があるときは、あらかじめ飲む量を決めておくといいかもしれません。また、

・飲酒前または飲酒中に食事をとる
→お酒に酔いにくくなる

・飲酒の合間に水(または炭酸水)を飲む、水を混ぜてアルコール度数を低くする、少しずつ飲む
→純アルコールの量を減らせる

といったことも、お酒を飲み過ぎて後悔しないよう、肝に銘じておきましょ!

参照元:厚生労働省ホームページ
執筆:田端あんじ
Photo:(c)Pouch