季節の変わり目ということもあり、「もうそろそろ冬物をしまわなきゃ…」と思っていたけれど、今年はクリーニング代が高騰気味! ある調査によると、クリーニング代の影響もあり、「今年の冬物のしまい洗いを家でしたい」と回答した人がおよそ9割にのぼりました。

やっぱりみんな、おうちでどうにかしたいと考えているようです。でも……冬物って家で洗えるんだっけ!?

【今年はおうちでケアしたい!】

ライオンが実施した「冬物のしまい洗い」に関する調査によると、91%の人々が「今年の冬物のしまい洗いを家でしたい」と考えていることが明らかに。クリーニングには出さずにおうちで洗いたいアイテムを尋ねたところ、

1位 ニット・セーター
2位 ダウンジャケット・ダウンコート
3位 毛布

という結果になりました。うむむ、どれも自分でケアするのは難しそう……!

でもね、ライオンによると、1位「ニット・セーター」&2位「ダウンジャケット・ダウンコート」をおうちでケアする方法があるそうなんです。

【その1:ニット・セーターの洗い方】

ニットやセーターをおうちで洗濯したいときは「洗濯表示」をチェック! 対象となるマークがついていたら、洗濯機、または手洗いで洗うことができます。手洗いマークの衣類を洗濯機で洗う場合は、洗濯機で洗えるかどうか洗濯機メーカーの情報を確認してみてください。

■用意するもの
アクロンなどのおしゃれ着用洗剤、洗濯用ネット(※柔軟剤や部屋干しネットも用意しておくと◎)

①洗う前に汚れをしっかり落とす
脇の下やエリ・そでの気になる汚れには「おしゃれ着用洗剤の原液」、黄ばみや食べこぼしには「液体酸素系漂白剤」を直接塗ってからお洗濯へ。

②たたんで「洗濯ネット」に入れる
他の衣類とからんだり、型くずれするのを防げます。

③弱水流のコースで洗う
標準コースで洗える表示であっても、1回のお洗濯で縮んでしまうこともあります。型くずれの防止&風合いよく仕上げるために、手洗い・おしゃれ着・ドライなど「弱水流のコース」を選ぶのがおすすめ。

④すぐに取り出して、形を整えて干す
干す前に、たたんでから両手でたたいてシワを伸ばしましょう。竿にかける場合は、袖がたれないよう、胴の部分と一緒にかけてください。ハンガーにかける場合は、重さを分散させるイメージで干すこと。

丈の長いロングカーディガンやニットワンピースは、そのままハンガーにかけて干すと、濡れた重みで伸びてしまうことも……。

形を整えてから日陰に平干しするか(大きめのバスタオルを敷いて平らに広げても◎)、ハンガーを3本連ねて「M字干し」にしてみて。ハンガーにタオルを巻いておくと、すべり止めやハンガー跡の防止にもなります。

<手洗いの場合>
洗濯おけもしくは洗濯ボウルを用意して、おしゃれ着用洗剤で優しく「押し洗い」しましょう。

参考リンク:ニット・セーターの洗い方洗濯機や手洗いで縮ませずに洗濯する方法

【その2:ダウンの洗い方】

クリーニングが定番のダウンですが、実はおうちで洗濯できるものもあるんです! 汚れをしっかり落とし、型くずれなくふんわり仕上げるためには、「洗い方」と「干し方」にポイントがあります。

洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている、もしくは「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」がついていれば(※従来のタイプ)、家庭で洗えます。ただし、フードについているファーは水洗いできないので、必ず取り外して別処理しましょう。

■用意するもの
アクロンなどのおしゃれ着用洗剤、洗濯用ネット

①洗う前に「前処理」をする
汚れが特にひどい部分があれば、手洗いを始める前に「前処理」を。おしゃれ着用洗剤に水を加えて洗剤液をつくり、やわらかいスポンジに洗剤液をつけて、汚れの部分を軽くたたきましょう。食べ物などのシミ部分には、シミ用の部分洗い剤または液体酸素系漂白剤の原液をつけておきます。

②洗濯槽で優しく手洗い
洗濯機を「洗いおけ」に見立てて洗濯しましょう。ダウンが入る大きさであれば、洗面台の洗面ボウルでも代用可能です。

1.ファスナーやボタン、フックなどを閉じたあと、ダウンを洗濯ネットへ入れます。
2.洗濯槽にダウンが浸るくらいの量の30℃以下の水を張り、おしゃれ着用洗剤を適量入れて、全体を上下に40回程度押し洗いしてください。中の羽毛を傷めてしまうので「もみ洗い」は避けて。
3.洗い終わったら、洗濯機の弱水流コースで1分程度脱水し、再び水をためます。ダウンを上下させてすすいだら、再び1分程度脱水。この作業を2回繰り返します。

③脱水後は「形を整えて陰干し」
脱水が終わったら素早く取り出し、ダウンの肩を持って軽く振り形を整え、ハンガーにかけて風通しの良い場所に陰干ししましょう。表面が乾いてきたら、両手ではさんで軽くたたきながら、中の羽毛をほぐします。

ダウンジャケットは乾きにくいので、2〜3日かけてゆっくり乾燥させてください。手のひらでダウンジャケットをギュッとはさんで、水分が手につかなくなるのが目安ですが、念のためもう1日干すと完全に乾燥できるみたい!

参考リンク:失敗しないダウンジャケット・ダウンコートの洗濯!自宅でふんわり仕上げる洗い方

詳しくはライオンの公式サイト「Lidea by LION」をご参考に。冬に頑張ってくれたニットやダウンを綺麗にしちゃいましょう♪

参照元:アクロンブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェル、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch