お気に入りの服はできるだけ長持ちさせたい! でも具体的にどうすれば長持ちするんでしょう……。

そんな私のような迷える子羊に向けて、家事のプロが「衣服が長持ちする洗濯・収納」を提案しています。

「衣服に合わせた洗濯方法」「衣服を傷めない干し方」「カビを予防して劣化を防ぐ畳み方・しまい方」を網羅。洗濯物が乾きづらい寒〜い時期や、梅雨にも役立ちそうな “永久保存版” ともいうべき内容となっておりますよ〜!

【衣服に応じて洗剤を使い分け!】

家事代行サービスのパイオニア「メリーメイド」が提案する「衣服が長持ちする洗濯・収納」。「洗う」「干す」「畳む」をキーワードに3つのアドバイスを公開しています。

1つめ「洗う」のポイントは「洋服に合わせた洗濯方法」です。

洗濯には大きく分けて「いつもの普段着洗い」「デリケートな衣類のおしゃれ着洗い」「クリーニングに出すもの」の3種類があり、それぞれ使用する洗剤も異なります。

<普段着洗い>
洗浄力が高く綿や合成繊維などを洗うのに適した「弱アルカリ性の洗剤」

<おしゃれ着洗い>
ウールやシルクなどのデリケートな素材や優しく洗いたい衣類に適した「中性の洗剤」(※がんこな汚れには不向き)

<クリーニング>
油溶性の汚れに強く衣類の伸縮を抑える「溶剤」

衣服を傷めないためには、このように洗剤を使い分けることが大切!また、汚れた洗濯物を洗濯機の中にためるのはNGです。洗濯機の中は、通気性が悪く湿度も高いため、ニオイの元となる雑菌を繁殖させてしまいます。洗濯カゴの掃除も定期的にしましょう。

【干し方次第で傷み具合が変わる!?】

2つめ「干す」のポイントは「衣服を傷めない干し方」。どれだけ綺麗に洗濯しても、干し方がいい加減だと、シワになったり型崩れをしてしまいます。

干すときに意識すべきは「脱水後すぐに取り出す」「早く干して15時ごろまでに取り込む」こと。洗ったあとそのまま放置するとシワやニオイの元になる上、夕方以降になると湿度が上がり、乾いたはずの洗濯物もまた湿ってきてしまいます。

屋内に干すのなら、中心から外側に向けて、「アーチ干し」を実践しましょう。丈の短い洗濯物〜長い洗濯物の順に、そして10センチ間隔で干せば、風通しがよくなるんですって。

おつぎは衣類別「型崩れしない干し方」をチェック!

<ジーンズ・スラックス>
乾きにくいウエスト部分を上にして、ポケットを乾かすため裏返して干す。筒状になるように丸形ハンガーなどを使用すると早く乾く。時間があるときはポケットが乾いた段階で表側にかえして干す。

<トレーナー>
竿2本に渡して干す。袖口は水の重さで伸びることがあるので洗濯バサミで留めておくのも◎。

<靴下>
乾きにくいゴムの部分を上にして、中に空気が入るように干す。反対に、乾きやすい化繊素材は左右をひとまとめにして干してもOK!

<シーツ・バスタオル>
竿2本を使って干すのが理想。竿1本にかける場合は、なるべく重なる部分を少なくすること。角形ハンガーを使って蛇腹に干すと、スペースを取らない上に早く乾く。

【カビを予防して劣化を防ごう!】

3つめは「畳む」ときのポイント「カビを予防して劣化を防ぐ畳み方・しまい方」。畳み方・しまい方が悪いとシワ・カビの原因となり、洋服の寿命を縮めてしまいます。

丈の長いもの・シワになると困るものを収納するハンガーパイプを使用するなら「服の丈の長さで3段階に分ける」のがベスト! 見やすい上に、下のスペースを有効活用できます。

引き出しに畳んでしまう場合は、折り山を上に並べて取り出しやすく、見やすくすること。深い引き出しには、重ねるのではなく、立てて入れるようにしましょう。

さらには、カビを生やさないよう、

・収納する前に衣服の汚れと湿り気の点検をする
・クリーニング後はカバーを外して収納する
・圧縮袋で保存する場合は乾燥剤を入れる
・物を入れ過ぎない&定期的に開くことで風通りをよくする
・こまめに掃除する
・結露などに気をつけて水蒸気がこもらないようにする=乾燥を保つ

といったことに気をつけるとなお良し! これからひとり暮らしを始める人も頭に入れておくといいかもしれません。

参照元:プレスリリース、家事代行サービス メリーメイド
執筆:田端あんじ (c)Pouch