突然ですが、お花のお酒って飲んだことがありますか?

ある日、編集部に届いたのは “つつじ” と “桜の花” から生まれたカクテル。じっくり味わってみたら、「初めてのお酒」に激推したくなる美味しさだったんです……!

【つつじと桜のお酒だよ】

ご紹介するのは、花酵母カクテル「Enju(エンジュ)」の「Tsutsuji(つつじ)」と「Sakura(桜)」。その名のとおり、お花から採取した花酵母を使ったカクテルでアルコール分は5%。

すでにカクテルになった状態で届くので、瓶から出したらすぐに飲むことができます。これなら、割りものを用意したり、飲み方に悩んだりすることもありませんね。

【どっちも美味しすぎる!】

<Tsutsuji>

りんごジュースかと思うぐらいまろやかでフルーティーなお味が口の中にふわっと広がります。ですが、後味にはジュワッと焼酎の風味が残って、ほんのり大人な味も感じました。

<Sakura>

ももの甘さと同時に焼酎と山椒の苦味が感じられて、気持ちよくほろ酔いになれるような、優しい口当たりが印象的。

どちらもフルーティーな優しい甘さが爽やかで美味しくて、かといって単に「ジュースみたいだね!」という感想に収まることなく、お酒として楽しめる飲みやすさがある、とっても魅力的なお酒でした♡

【Z世代の起業家が開発】

「Enju」は福島県須賀川市で600年続く大桑原つつじ園の26代目次期当主が、当時通っていた東京農業大学で研究されていた「花酵母」の技術に着目して開発したそう。

家業のつつじ園からつつじの花酵母を採取したほか、震災時に町の大部分が帰宅困難地域となってしまっていた福島県富岡町の町民が愛している夜ノ森の桜からも花酵母を採取してつくったお酒なんですって!

「お花をもっと楽しんでもらいたい」という思いから、飲み終わったあとの瓶はフラワーベースとして利用できるように重心の低い形にデザインされているのも魅力です。

また、売上の1%は被災地にて花を活用して活性化を行うプロジェクトや、被災地で花を生産している生産者の方々の支援へと寄付として活用されるそうです。

【ギフトにもぴったり♡】

希望小売価格は各3500円(税込)。マグネットでパカっと開く可愛らしいデザインのBOXは小物入れとして再利用でき、ギフトとしてもふさわしいお酒だと思いました。

公式サイトで通販できるほか、全国の小売店にて購入可能。個人的には、二十歳を迎えた方へのお酒デビューの贈り物にしたいです!

参考リンク:Enju
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch