あちこち出かける機会が多い私は、旅の相棒であるスーツケース(キャリーケース)をかなり酷使しています。

最近「スーツケースはタイヤからダメになる」なんて話を見かけてちょっと心配になってきたので、夏の取材ラッシュを前にAmazonでお手頃な「キャスターカバー」を2つ購入してみました。

2つのうちの片方はタイヤに貼るタイプ。こんなんで本当に大丈夫!?と思いつつ、実際に使ってみたらビックリの結果に!

※記事のリンクより購入いただくと、売上の一部がPouchに還元されることがあります。

【かぶせるタイプしかないと思ってた】

まずは「かぶせるタイプ」。タイヤ保護はもちろん、外して洗えて衛生的だというのが購入の後押しになりました。

いろいろ見比べた結果、特に商品による特徴の差はないようだったので、その時点でいちばん安かったものを購入。

ところがコレ、タイヤにはめるのがめちゃくちゃ固い! スーツケースのタイヤは1ヶ所に2輪、計8つありますが、1ヶ所でもう「やってられん……」ってなるくらい。

そこで「もうちょい使いやすいタイプないんかい」と思いながら探してみつけたのがこちらの「貼るタイプ」です。商品紹介の誤字がエグい。だいじょぶそ?


貼るタイプという時点で外して洗うのは不可能であることをこのときの私は忘れているのですが「これでちゃんとタイヤ保護してくれるなら楽でいいかも」と思っていました。

【貼るタイプ、いきなり…】

貼るタイプの装着は、台紙から剥がしたキャスターカバーをタイヤに沿って押しつけ、余った部分をハサミでカットするだけです。タイヤの直径に柔軟に対応できるのが良さそう。


貼り付けじたいはものすごく簡単ですが、すでに使ったことがあるスーツケースの場合は念入りにタイヤを拭いて、しっかり汚れを取ってから作業することをおすすめします。

ちゃんと拭いたつもりでも、ペロッと外れましたので。


家の中で試しに動かしただけなのに……これで明日からの取材行くつもりなんですが。予備が2本入っていたので気を取り直して再度貼りつけ、あとは祈ります。

【まさかの性能に驚いた】

先行き不安しかない「貼るタイプ」でしたが、実際に使ってみた結果は以下の通り。

・全然外れない!
・音がちゃんと静かになった
・荷物受け取り時に見つけやすい
・ただし外して洗うのは無理

貼るタイプは意外にも、1度使い始めれば外れる気配は全然ありませんでした。新幹線や飛行機での移動も含め5回ほど使用していますが、めくれている部分もありません。すごい。ここまで耐久性があるとは。


ちゃんと静音性は上がっているし、スーツケース本体+キャスターの色の組み合わせのおかげで、飛行場で手荷物を受け取るときに識別しやすいという想定外のメリットもありました。

外したらそれで終わりなのでカバーを洗うことはできませんが、それでも構わない人にはちゃんとおすすめできるアイテムでした。

【かぶせるタイプは100均にも】

実はかぶせるタイプは100均でも購入できます。私はキャンドゥで発見。220円の商品です。


Amazonで購入したかぶせるタイプと比較してみました。左がAmazon、右がキャンドゥ。


タイヤにかぶる部分はキャンドゥのほうが浅いです。材質もやわらかいので、装着しやすさはキャンドゥが上。ただ、外れやすいということにもつながるかも。


私が購入したキャンドゥでは、色は黒のみでした。「手荷物受取時の見分けやすさ」や色選びを重視するなら、Amazonに軍配が上がりそうです。

ちなみに固くてつけにくいAmazonのかぶせるタイプですが、いろんなレビューを見ていると「1度裏返して戻しながらはめる」とやりやすいみたい。


実際に試してみたところ、たしかにやりやすかった! ただ固めのシリコンなので、外しにくいことには変わりないかな。洗うのはめんどくささとの戦いになりそうです。

【目的別でどれかを買うなら】

実際に使ってみたらAmazonの「貼るタイプ」が簡単で色も選べて個人的にはリピありでした。「かぶせるタイプ」はこれから使ってみるつもりですが、静音性に大差がないなら装着がラクなほうを選びたいです。

「お試しで使ってみたい」「絶対に外して洗いたい」という人ならひとまず100均が良さそう。静音性や耐久性はわかりませんが、つけ外しのラクさ、入手しやすさはダントツです。ご参考まで!

参考リンク:Amazon[かぶせるタイプ][貼るタイプ]
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch