世界中に衝撃を与えた『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』。赤い風船、不気味な笑みを浮かべるペニーワイズの姿は、ピエロ=恐怖の対象というトラウマを多くの人々の心に植え付けました。

ところで……あの物語には “前日譚” があるってこと、ご存じでしたか。怖ろしすぎて途中退席者が続出した(!)というストーリーの内容とは。

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、U-NEXTにて独占配信中『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

田舎町のデリーで、マティという少年が姿を消します。それから数カ月後、マティと親しくしていた少女・リリーは、自宅のバスルームの排水溝からマティの声を聞くのです。

リリーはまず、マティと親しくしていた2人の少年にこの不思議な話を打ち明けました。

本格的に調査に乗り出したリリーと少年たちは、マティを最後に見たと思われる少女・ロニーの元へとたどり着きます。驚くべきことに、ロニーはリリーと全く同じ体験をしていたことがわかり……?

【ココが見どころ!】

U-NEXTにて、2025年10月27日から世界同時配信されているHBOオリジナルドラマ『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。』。全8話のうち、第1話を先行試写で鑑賞させていただきました。

というわけで今回は、第1話のエピソードについて語らせていただきます~!

<その1:あのエピソードの27年前が描かれる>

物語の舞台は、映画第1作目の27年前にあたる1962年のデリー。

本シリーズのファンならおそらくピンときているでしょうが、27年といえば「ペニー・ワイズが27年ごとに訪れる」という設定でおなじみ。本作では、未だ語られていないデリーの秘密やペニーワイズ誕生の謎、この町に根づいている恐怖の連鎖が明らかになっていくのだとか……!!

<その2:序盤からフルスロットル→ラストも阿鼻叫喚>

スティーヴン・キング史上最恐との呼び声高い本作。アメリカ本国の試写会では、あまりの恐怖に途中退席者が続出したという逸話まであります。

私はホラーが大好きなので「どれ、どんなもんか観てみますかね〜っと!」などと余裕こいていたのですが、まさかの冒頭10分で恐怖の「第1波」がきたーーーッ!! 想像を超える惨劇を目の当たりにして、口があんぐりと開いてしまい、最終的には顔がムンクの叫びのようになってしまいました。

しかも恐怖はまだまだ終わらず、第1話の終盤において恐怖の「第2波」が訪れるのです。容赦がなさすぎる。

きっとあなたも第1話を観れば「史上最恐」といわれる理由がわかるはず。映画版に対して「そんなに怖くないじゃん」と思った人にこそ、ドラマ版を観てほしいです。ちゃんと、しっかり怖いので。

<その3:もう1度映画版を観なおしたくなる>

本作には映画版につながるさまざまな伏線のようなものが盛り込まれています。

これはちょっとしたネタバレになってしまうのですが、第1話には「ペニーワイズ」は登場していないんです。より正確に言うと「ペニーワイズとはっきりわかる人物」が出ていない、というか。

しかしそのいっぽうで「もしかしたらこの人物がペニーワイズなのかも」と思わせてくれるキャラクターも登場します。

ペニーワイズは下水道に住んでいて、心に傷を負った子どもたちを狙う傾向があります。映画版を見直すことがヒントにつながるかもしれません。

【早く続きが観たい!! ハロウィンにぴったりな最恐ドラマ】

本作のキーパーソンとなるのは、デリーに引っ越してきた「ハンロン一家」。

引越して早々、この町の異様な雰囲気に気がつきますが、時すでに遅し。やがて、ある子どもが失踪したことをきっかけに、町のいたるところで恐怖の影が広がっていくのです。

ドラマ配信にともない、YouTubeでは予告編を公開しているのですが……予告を見るかぎりでは「第1話はまだまだ序章なのだろうな」という感じ。

序章でこれだけ怖いだなんて、第2話以降はどうなっちゃうのでしょうか。ホラー好きとしてはワクワクが止まりませんし、早く続きが観たすぎるッ!!!!!

■今回ご紹介した作品

IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。
U-NEXTで独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
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