今日子 (Kyoko)

ライター

サウナと風呂、山を愛する31歳事務職OL・副業ライター。特技はラジオ体操。Pouch[ポーチ]にてサウナエッセイ『くもりのち雨 時々サウナ』を連載(2019年12月終了)。現在はWEBメディア「Suits woman」「BE-PAL.NET」などにてサウナ関連の記事を執筆中。

「今日子」担当の記事

【連載】第5回 朝4時半に起きて見えたもの【朝4時半に起きてみたら、生きるのがラクになってきた】

31歳、独身、OL、副業ライターのわたしが4時半起き生活そして「タスクリスト生活」の魅力やコツをお話ししてきた本連載も、ついに最終回となりました。

わたしの場合、最初から朝4時半起きの生活が上手くいったわけではありませんが、それでも1年以上続いている「4時半起き生活」を通して分かったのは「自分との向き合い方」でした。

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【連載】第4回 朝起きられない!なにもしたくない!そんなときどうする?【朝4時半に起きてみたら、生きるのがラクになってきた】

31歳OL、副業ライターが「4時半起き生活」「タスクリスト生活」の魅力とコツについて紹介する本連載。

今回は「眠れなかったとき、起きられなかったとき、なにもできなかったとき、どうする?」というお話です。

毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。タスクリストを着実にこなして、無意識にできるくらいのルーティンにする。それが “理想” ではあるのですが、わたしの場合、どうしてもそれが出来ないこともしばしば……。

でも、そこで大事なのは「だらしない」と自分を責めることじゃなく、「振り返って原因を探ること」だったのです。

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【連載】第3回 早寝で叶える「脱・超ネガティブ人間」【朝4時半に起きてみたら、生きるのがラクになってきた】

朝の行動をタスク化した「タスクリスト」の話に続いて、連載 「朝4時半に起きてみたら、生きるのがラクになってきた」第3回は「早寝」の話です。

6時間くらい寝たいので、わたしの就寝時間は、22時半ごろ。

そんなに早く眠れるわけないじゃん!

もともと超夜型人間だったわたしも、もちろんそう思っていました。

でも朝の早起きと同じくらい、夜の早寝にはたくさんのメリットがあったんです……!

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【連載】第2回 朝の「タスクリスト」で暮らしが整う【朝4時半に起きてみたら、生きるのがラクになってきた】

31歳、OL、副業ライターのわたしは、朝4時半に起きる生活を1年続けて、生きるのがラクになりました。そんな「4時半起き生活」の魅力やコツを全5回でお伝えしていく本連載

朝4時半に起きています、と言うと必ずと言っていいほど聞かれるのが……

「朝4時半から何をしてるの?」ということ。

わたしは朝起きてからやることを「タスク」として決めてしまっています。

2回目は、今やわたしの朝の時間に欠かせない「タスクリスト」のお話です。

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【連載】第1回 31歳OL副業ライター、朝4時半に起きています【朝4時半に起きてみたら、生きるのがラクになってきた 】

31歳、OL、副業ライター。

ここ1年ほど、夜22時過ぎに寝て、朝4時半ごろに起きる生活を続けています。

仕事が始まるまでにたっぷり時間があるから、家事や副業の執筆はもちろん、散歩やヨガ、いつかやりたいと思っていた資格の勉強などなど。

やりたいことはほとんど朝にやっています。

しかも「4時半起き生活」をはじめてから、体だけでなく心もなんだか調子が良いんです……!

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【連載】最終回 寄り添うサウナ【くもりのち雨 時々サウナ】

変わらない平凡な日常を愛していた。

いつもと同じ満員電車に揺られ、毎日同じ景色を見る。淡々と仕事を終わらせ、朝起きたらまた1日がはじまる。「何もない」のは何よりも良いことのはずで、少しだけ自分に刺激を与えたサウナの存在も、このところ「いつものサウナ」ができたことで、すっかり日常になじんでいた。

なのに、どうしてだろう。

年末特有のうわついた空気、そして定時を少し過ぎた金曜日のにぎやかなオフィスで、私の時間だけがここに留まって澱んでしまっているような、漠然とした違和感。

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【連載】第7回 生まれ変わって【くもりのち雨 時々サウナ】

「はい……はい……では、20時半に……」

電話を切って給湯室を出ると、通りがかりに電話の声が聞こえたのか、なにやらニヤケ顔の同僚がこちらを見ていた。デートですか、と尋ねる同僚に、違いますよ、とそっけなく答える。

事実、違うのだから仕方がない。給料日後の、ひそかな楽しみ。買い物も、少し贅沢な食事も良いけれど、今日は違う。

行きつけのサウナでアカスリを予約しているのだ。

時間を気にしながら、大急ぎで仕事を片付ける。

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【連載】第6回 母の手の【くもりのち雨 時々サウナ】

まるで懺悔室だな。

薄暗いサウナ室。一段目に膝をかかえて座り、ぼんやりとそんなことを考えていた。誰かが水を撒いたのか、濡れた床が少しの光に反射して光る。

数分おきにサウナストーンに自動で水がかかると、湿度を含んで重くなった熱が時間差で頭上から襲い掛かってくる。重たい熱は、決して私を包むことも、癒すこともなく、私の感覚と混ざりあわないまま、私を責めるように熱くする。

でも今日は、それくらいの厳しさが私にはちょうどよかった。

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【連載】第5回 あの人に会う前には【くもりのち雨 時々サウナ】

苦手なもの。

予期せぬ遭遇、予定の変更、急な誘い。

気にしすぎだ、と、よく言われる。確かにそうかもしれない。常に万全に準備をしていたい性格なのだ。でも、気を抜いたときに限って、急に人に会う予定が入ってしまう。人生は、うまくいかない。

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【連載】第4回 秘密基地【くもりのち雨 時々サウナ】

「え、そういう曲、聴くんですね」
言葉のうしろに、「(笑)」が透けて見えたような気がした。

帰り際、エレベーターホールでのことだった。
遭遇した同僚に、何聴いてるんですか、と無邪気にたずねられ、正直に答えるべきではなかったと少しだけ後悔した。
そうなんですよ、ちょっと古いですよねえ、と自虐するように笑う。

みぞおちのあたりが、きゅっと絞められるような感覚が苦しい。

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【連載】第3回 ふたりのサウナ【くもりのち雨 時々サウナ】

「飲みにいこうよ」のお誘いがいつもよりうれしくて、その日が楽しみだったのには理由がある。

用意するのはお財布、携帯、に加えて、いつものお風呂セット。目的地は、食事もできるスーパー銭湯だ。

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【連載】第2回 はじまりはサウナから【くもりのち雨 時々サウナ】

暦の上ではもうすっかり秋だというのに、夏のような寝苦しさで目が覚めてしまった。東向きの寝室の窓には朝日がよく入る。

冷え込んだ夜のうちに出した羽毛布団は無意識に蹴飛ばされて、ベッドの下でむなしく丸まっていた。

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【連載】第1回 ゼロになる場所【くもりのち雨 時々サウナ】

「おつかれさまです」を何度見送っただろう。今日も最後のひとりになってしまった。終わらない仕事をカバンに詰め込んで、消灯したオフィスをあとにする。

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【連載】第0回 そうだ、サウナいこう【くもりのち雨 時々サウナ】

「サウナ、いいっすよ」

そう語る、ひげ面で派手なTシャツのその上司が苦手だった。好きな服を着て、明るく充実した毎日を送り、趣味を語る姿がいつもまぶしかった。私みたいな凡人を、つまらない人間だと笑っているに違いない。

自分の無難な服装も、家に帰って寝るだけの毎日も、嫌いじゃなかった。ただ少し、慣れただけ。

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