「心臓の前に脳が壊れるすべての人へ」
ギャスパー・ノエ監督最新映画『VORTEX ヴォルテックス』冒頭に流れるこのテロップに、私は度肝を抜かれました。
画面に映し出される抜けるような青空と、窓越しに笑顔をかわす1組の老夫婦。幸せに満ちた朝の光景とは、いささか似つかわしくない言葉です。
けれど、このあと老夫婦は坂道を転がり落ちるように壊れていくんです。心臓と脳、そのすべてが機能しなくなるまで。
「心臓の前に脳が壊れるすべての人へ」
ギャスパー・ノエ監督最新映画『VORTEX ヴォルテックス』冒頭に流れるこのテロップに、私は度肝を抜かれました。
画面に映し出される抜けるような青空と、窓越しに笑顔をかわす1組の老夫婦。幸せに満ちた朝の光景とは、いささか似つかわしくない言葉です。
けれど、このあと老夫婦は坂道を転がり落ちるように壊れていくんです。心臓と脳、そのすべてが機能しなくなるまで。
脳の病気や障害などによって、認知機能が低下して、日常生活に支障がでてくる状態を表す「認知症」。実は猫も認知症になる可能性があること、ご存知でしたか?
しかも人間や犬と比べて、猫の認知症に関する研究は進んでいないのだそう。
今回ご紹介するのは、認知症と向き合う高齢猫たちの写真展「ねこの認知症 写真展」。
認知症とみられる行動をリスト化した「猫の認知症チェックリスト」が参考になるかもしれません……!
医療従事者や介護者ではなく、認知症当事者の視点から、日常で起こる困りごとをまとめた「認知症世界の歩き方」。認知症の人から見た世界を自分ごととして体験できるプロジェクトです。
以前Pouchでは、誰でも体験できるWEBコンテンツおよび第1弾書籍『認知症世界の歩き方』をご紹介しました。
今回ご紹介するのは、第2弾書籍『認知症世界の歩き方 実践編 〜対話とデザインがあなたの生活を変える〜』(issue+design出版 / 1980円〜)。
読んでみたら、1家に1冊置いておきたくなる本だったんです!
【最新公開シネマ批評】映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。
今回ピックアップするのは、菅田将暉&原田美枝子出演の映画『百花』(2022年9月9日公開)。本作は、映画プロデューサーとして『告白』をはじめ、数々のヒット作を生み出してきた川村元気氏が監督。自身が執筆した同名小説を自ら演出した作品です。では、物語からいってみましょう。
超高齢化社会を生きる私たちにとって、切っても切り離せないのが「認知症」。
家族をはじめ、親戚や近所の人など、身近な人が認知症だというケースもあると思います。
そんな認知症を変わった形で知ることのできるWEBサイトがあります。その名も「認知症世界の歩き方」。
認知症未来共創ハブという団体がおこなった約100人のインタビューをもとに、どんな世界をみているのか、旅するよう経験できるサイトになっているのです。
【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。
今回は映画『ばあばは、だいじょうぶ』(2019年5月10日公開)です。
ブックオフのCMが超話題の寺田心くんは、本作でミラノ国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞しました! 原作は同名の絵本。おばあちゃんの認知症を孫目線で描き、寺田心が本領発揮の名演を見せる感動作です。
第27回日本文具大賞の機能部門で優秀賞を受賞した、腕に巻き付けて装着することができるメモ「WEMO(ウェモ)」。
このメモは、シリコン製のバンドに、油性ペンやボールペンで直接メモを書くことができるのが特徴。さらに、指や消しゴムで擦れば字が消えるため、繰り返し使うことができてとっても便利だと2017年11月の発売から話題となりました。
そんな「ウェモ」に、新たな3タイプが仲間入りする模様。PCなどに貼って使える「パッドタイプ」、スマートフォンやタブレット型端末のケース型メモ「ケースタイプ」、さらにはメモした部分をはがして使える「貼れるタイプ」と、魅力的なラインナップとなっているんです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、『アリスのままで』(6月27日公開)です。ジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞した、若年性アルツハイマーを患った女性の人生を描いた見応えある人間ドラマ。ジュリアン・ムーアの力演が記憶を失っていくアリスの心理を映し出していて、胸が痛くなるけど目が離せない傑作です。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、3月1日公開のドキュメンタリー映画『僕がジョンと呼ばれるまで』です。アメリカ・オハイオ州の高齢者介護施設を舞台に、認知症患者に対する新たな試みで認知症の改善を目指すスタッフと認知症の老人たちの姿を明るく温かく映し出したドキュメンタリー。介護、認知症というと重く悲しく辛いイメージがつきまといますが、この映画にはそんなイメージを一蹴する爽やかさなのです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今週ピックアップするのは3月16日公開の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』です。見事アカデミー主演女優賞を受賞、ハリウッドが尊敬してやまない大女優メリル・ストリープの貫録たっぷりの演技が堪能できる本作は、英国において11年間という長期政権を握った女性首相マーガレット・サッチャーの物語です。