「Pouchシネマ批評」の記事まとめ (18ページ目)
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。】
今回ピックアップするのは6月8日公開のドキュメンタリー映画『世界が食べられなくなる日』です。この映画は2つの危機にアプローチしています。ひとつは、遺伝子組み換え食品の動物実験の真実をじっくり追いかけながら、気づかないうちに口に入っている食品の危険性。もうひとつは、原発の危険性です。
関係がないように見える遺伝子組み換え食品と原発だけど、根底に流れるのは、人間が人間の生を奪う物を作りだしているという事実。この映画は、それを丹念に追いかけたフランスのドキュメンタリーです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、5月25日公開の映画『体脂肪計タニタの社員食堂』です。ベストセラーとなった、体脂肪計メーカーの大手「タニタの社員食堂」のレシピ本を映画化。とはいえ、小説の映画化は多いけど、レシピ本の映画化って聞いたことないんですけど……。というわけで、美味しそうな料理が並ぶのでは! という予想しつつ、試写へ行ってきました。
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回ピックアップするのは、5月4日公開のドキュメンタリー『飯舘村 放射能と帰村』。飯舘村とは、福島第一原子力発電所事故により、全村避難とされた村です。原発から30キロ以上も離れているのに、風向きや降雪、降雨の影響で、大量の放射能が村に降り注ぎ、飯舘村の人々も故郷を追われる羽目になりました。土井敏邦監督は、故郷を追われた飯舘村の人々に密着取材。
事故から1カ月も遅れて政府から計画的避難区域とされたことで、人々が負った精神的な傷、今なお消えない不安、政府への怒りをインタビューと映像とともに浮彫りにしていきます。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、2013年4月5日公開の映画『ヒッチコック』です。ミステリー映画の帝王と言われた名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作『サイコ』の制作の裏側と、ヒッチコック監督を支えたアルマ夫人との夫婦愛を描いたこの映画は、ヒッチコック監督の生涯を描いたものではありません。
でも、アラウンド60でも、決して守りに入らないチャレンジャー、ヒッチコック監督の映画への底なしの貪欲さ&ヒッチコック・サスペンスはどうやって作られたのか、私生活は? 素顔は? そんな好奇心を満たしてくれる映画に仕上がっているのです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、3月22日公開の3D映画『ジャックと天空の巨人』です。有名な「ジャックと豆の木」のストーリーを基にした冒険ファンタジー。
「ジャックと豆の木ならファミリーピクチャーね!」と思って見たら、とんでもない。予想をあっさり裏切り、グロテスクな巨人が攻めてくるというダーク冒険ファンタジーなのです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ご紹介するのは、3月16日公開の堺雅人主演作『ひまわりと子犬の7日間』です。愛犬家の顔がほころぶワンちゃんがいっぱい! なんて想像していくと、ちょっと違います。この映画は、保健所で生きる犬たちの現実を描いた物語。
人間の身勝手な行いから、不幸な道を歩むことになってしまった犬たちに寄り添い、その残酷な行く末を何とかしたいという思いが詰まった映画なのです。
【映画ライター斎藤香が、皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中から、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回ピックアップするのは、3月9日公開の『愛、アムール』です。2012年度カンヌ国際映画祭パルムドール賞、第85回アカデミー賞外国語映画賞など多数の映画賞に輝いたミヒャエル・ハネケ監督作。
パリの高級アパルトマンを舞台に、病に倒れた妻を夫が介護する。ただそれだけの映画なのに、そこに夫婦愛と絆を感じさせながら老老介護の終末を描いて、胸をわしづかみにされました。これはもしかしたら、数年後の親の姿であり、自分たちの姿。今、どんなに若くても、いずれこういう時が来る。そんな現実を『愛、アムール』の夫婦は教えてくれるのです。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、3月2日公開の益田ミリの人気漫画「すーちゃん」シリーズの実写化『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』です。ほのぼのタッチの益田ワールドが実写になると、どうなるのか。映画は、人気女優を配して、一見、おしゃれ雑貨やおいしそうな食べ物で彩られたほんわかした世界だけど、これがけっこう胸にズシンと来る!痛いところを突いてくるリアルムービーに仕上がっているのです。
[公開直前☆最新シネマ批評]映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、2月22日に公開される『世界にひとつのプレイブック』です。本年度アカデミー賞作品賞ほか主要部門の候補になっている話題作。この映画はロマンチック・コメディなのですが、一風変わっているのは主役カップルが心に病を抱えているということです。
普通、そのような病を笑い飛ばすのは不謹慎と真面目にきちんと向き合う映画が多いのですが、本作はコメディとして笑わせながら、病を超えて、家族、夫婦、男女関係の本質を描いて、しっかり感動させてくれます。特にイっちゃっている主役のふたりがとても魅力的! 演じるブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスは、仲良くアカデミー賞主演賞候補になっていますが、それも納得です。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、9.11のアメリカ同時多発テロ事件の首謀者と言われるビンラディン暗殺の裏側を描いた衝撃作『ゼロ・ダーク・サーティ』です。
『ハート・ロッカー』でアカデミー賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督が再び着手したのは、やはり社会派映画。でも『ハート・ロッカー』が爆弾処理班の男にフォーカスを絞って描いたのに対し、この映画は、ビンラディン暗殺という世界的ニュースになった事件の裏側をえぐった作品です。「社会派映画? 難しそ~」と思うかもしれないけど、社会派+サスペンスといった感じでクライマックスの30分は、もう緊張感MAX! 記者はドキドキしすぎて心臓がどうにかなりそうでしたよ。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、ウェス・アンダーソン監督の新作『ムーンライズ・キングダム』です。2月24日(現地時間)に発表される第85回アカデミー賞では、脚本賞候補になっている作品です。アンダーソン監督の作品は、色彩、美術、衣装などは誰が見ても美しいけれど、キャラクターが独特です。ベタな笑いに走らず、わかりやすい感動はないけれど、今回、子供の初恋逃避行を描いた『ムーンライズ・キングダム』は、心の中にペパーミントの風が吹くような爽やかさに満ちた、愛すべき“小さな恋の物語”に仕上がっております。
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。】
今回ピックアップする映画は2月1日公開、トム・クルーズ新作映画『アウトロー』です。原作はリー・チャイルドの著作で大ベストセラー。主人公ジャック・リーチャーは、携帯電話、クレジットカード、車も持たずに生きる一匹狼で、そんな”アウトロー“な男をトムはノリノリで演じています。
記者はトム・クルーズの来日記者会見にも行きましたが、彼は自分がこの映画でどんなことをしたか、どんなに大変だったか、どんなに情熱を傾けていたかと延々しゃべり倒しておりました。トムが渾身の力で演じきったのが、このジャック・リーチャー役なのです。