「映画レビュー」の記事まとめ

中毒性にご注意を…⚠️A24最新作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』で恐怖と快感の狭間を体感

手を握り、「トーク・トゥ・ミー(Talk to me)」と唱えて、憑依されるのを待つーーー。

ミッドサマー』『ヘレディタリー / 継承』を超えて北米におけるA24ホラー史上最高収入を記録した新作映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』がいよいよ劇場公開されます!

ひと足お先に試写会で鑑賞したのですが、スリリングな展開に終始ハラハラドキドキ。そして同時に地獄はすぐそこにあるのだと実感させられました……。

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カマラとその家族にMVPをあげたい!映画『マーベルズ』はこれまでの女性ヒーローの戦闘シーンと違う魅力あり…!!【ネタバレなし】

2023年11月10日より、MCUシリーズ最新作『マーベルズ』が劇場公開。マーベル最強ヒーロー、キャプテン・マーベルがスクリーンに帰ってきますよ〜!

キャプテン・マーベルを中心とした女性ヒーローチームの結成という点でも話題の今作。女性ファンとしてもかなり待望の公開なのですが、さらにミズ・マーベル推しとしてはスクリーンで推しと活躍する彼女にも大注目っ。

ひと足お先に試写会にご招待していただいたので、いちファンとしてその魅力をご紹介させてくださいー!

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黒澤明の不朽の名作『生きる』の舞台がイギリスへ。映画『生きる LIVING』は人生に迷ったときに”また” 観たい

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、黒澤明監督作『生きる』をリメイクしたイギリス映画『生きる LIVING』(2023年3月31日公開)です。脚本は『日の名残り』、『わたしを離さないで』などで知られるノーベル賞作家、カズオ・イシグロさん。そして主演は、本作の演技で第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたビル・ナイさん。

公開初日に劇場で鑑賞しましたが、余命を知った老年の男の生き方が心に染みる映画でしたよ。では、物語から。

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【映画批評】阿部サダヲの怪演に岡田健史が熱演で喰らいつく『死刑にいたる病』に震えた! 日本映画史上、最恐のサイコサスペンス映画!?

【新作シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのはサイコサスペンス映画『死刑にいたる病』(2022年5月6日公開)です。櫛木理宇の同名小説を阿部サダヲさんを主演に迎え、『孤狼の血』の白石和彌監督が映画化。ほか、岡田健史さん、中山美穂さん、岩田剛典さんらが共演しています。

試写会で観させていただきましたが、阿部サダヲさんが連続殺人鬼を怪演! 悪夢にうなされそうなくらい怖い映画に仕上がっています! では物語から。

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映画『おそ松さん』はSnow Manが見たことのない挑戦&濃厚なギャグに体を張って挑戦…アツすぎるっ!

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、少々ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、映画『おそ松さん』(2022年3月25日公開)です。

赤塚不二夫の名作漫画「おそ松くん」の6つ子が成長した姿を描いたのが、アニメ「おそ松さん」。このアニメの実写化で、主演はなんと人気ジャニーズグループのSnow Man いつもはモテモテの彼らが、ダメダメ兄弟をどう演じるのか……!

というわけで、公開初日にSnow Manファンでいっぱいの劇場で観てきました。では物語から。

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『牛首村』でKōki,がついに女優デビュー! 微妙な表情の変化で1人2役をこなす演技力の高さに驚かされます

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは木村拓哉さんの娘・Kōki,さんの主演映画『牛首村』(2022年2月18日公開)です。東映の恐怖の村シリーズの第3作目。『犬鳴村』『樹海村』に続く作品です。

本作で女優デビューをしたKōki,さんの演技はいかがなものか!? と思い、試写で鑑賞。まずは物語から。

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これは見て欲しい! 映画ライターが選ぶ、2019年公開映画ベスト5★

映画ライターの斎藤香が2019年ベスト5を発表~。

2019年上半期のベスト5とは違う作品をチョイス! 上半期ベスト5と合わせて2019年のベスト10が完成します!

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【ネタバレあり】『劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD』を観てきたお!ファンへの愛と感謝がてんこもりの「超お祭り映画」だったお!

2019年8月23日に公開された映画『劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD』。OL民(おっさんずラブファンの総称)としてこの日が来るのを指折り数えて待っていたので、公開初日に観に行ってきましたお~!

ドラマ版の最終回でめでたく結ばれた、はるたん(春田 / 田中圭さん)と牧(林遣都さん)。映画ではその後のふたりの姿が描かれるわけなのですが……大笑いしたと思ったら次の瞬間号泣するなど、終始感情が揺れまくり~!

ラブと(なぜか)アクションまで加わって、「笑いあり涙ありの最高峰」とでも呼ぶべき、超お祭り映画に仕上がっていたんですっ。

※以下ネタバレありです!

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大人がひとりで見ても満足する『映画クレヨンしんちゃん 爆盛! カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』は深いメッセージのある映画でした【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』(2018年4月13日公開)です。

『映画 クレヨンしんちゃん』は、1993年『クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』から始まり、本作で26作目となる超大人気シリーズ。実は子供だけでなく大人にも人気があり、映画業界でもファンはめっちゃ多いんですよ。

それなのに、今まで1作も見ていなかった私……。そこで今回の最新作で、クレヨンしんちゃんを初体験することにしました。これがとっても楽しかったのです!

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【ネタバレあり】映画『クソ野郎と美しき世界』は役者と監督が愛をもって挑戦した映画 / バラバラのストーリーが最後に気持ちよく繋がります

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、元SMAPの稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛が出演する最新作『クソ野郎と美しき世界』(2018年4月6日より公開)です。

ジャニーズ事務所を退所してから「新しい地図」という公式ファンサイトを開設し、新たな活動をスタートさせている3人。

その「新しい地図」の第1回劇場公開作となるのがこの映画。稲垣・香取・草彅が主演する4つの短編オムニバス映画で、監督・脚本を手がけた4名(園子温、山内ケンジ、太田光、児玉裕一)や、実力派揃いのキャスト陣も豪華です。これは見ないわけにいかないでしょう!

(以下、ネタバレを含みます)

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松坂桃李の圧倒的な色気と演技力にひれ伏す…映画『娼年』は松坂桃李の表情全てに注目してほしい作品です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、松坂桃李主演映画『娼年』2018年4月6日公開)です。この作品は、石田衣良の同名原作を映画化したものですが、2016年に本作と同じ三浦大輔演出・松坂桃李主演で舞台化されています。

舞台もセンセーショナルでしたが、映画も相当な衝撃度ですよ。松坂桃李はどこまで進化していくのでしょう! というわけで、まずは物語から。

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【本音レビュー】ムロツヨシが声優デビューした話題作『ボス・ベイビー』の演技が素晴らしい! 生意気な赤ちゃんを生き生きと演じていました

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、大絶賛公開中のドリームワークス・アニメーション映画『ボス・ベイビー』(2018年3月21日より公開中)です。ムロツヨシさんが初めて声の吹替えをするということでも話題なのですが、何より“赤ちゃんだけどおっさん”という、特異なキャラの引きが強い。お子様向けのアニメ作品のはずが、大人も巻き込んでいるようです。

そこで今回は、『ボス・ベイビー』を本音レビューしていきたいと思います。(以下、ネタバレ含みます)

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最新作『リメンバー・ミー』は全てが素晴らしいピクサー映画史上の最高傑作の予感 / 主題歌はとっても重要な意味が…【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、第90回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』2018年3月16日公開)です。

本作の監督は『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ。『トイ・ストーリー』シリーズの中でも最高傑作と言われる『3』の監督が手掛けた新作ですよ! これは期待が高まるでしょう。さっそく物語からご紹介していきます。

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アカデミー賞候補作『シェイプ・オブ・ウォーター』は半魚人と女性の純愛物語…しかし好き嫌いが分かれる作品かも【本音レビュー】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、
ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、ギレルモ・デル・トロ監督作『シェイプ・オブ・ウォーター』(公開中)。本年度のアカデミー賞で13部門にノミネートされている超話題作です。

デル・トロ監督の映画は『パンズ・ラビリンス』のようなダーク・ファンタジーもあれば、『パシフィック・リム』のようなSFアクション映画もあります。けれども、一貫してリアリティの逆をいき、スクリーンに魔法をかけることのできる監督です。

しかし美麗なだけではなく、ホラーな面も垣間見られるのが特徴。映画『シェイプ・オブ・ウォーター』も同様で、異形なものとの恋愛を描いた美しいダークロマンスなのです。(以下、ネタバレを含みます!)

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話題作『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』の主役は空海じゃない!? もったいないくらい壮大で華麗な “珍作” でした…【本音レビュー】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』(公開中)。『さらば、わが愛 / 覇王別姫』などで知られる中国映画界の名匠チェン・カイコー監督作で、空海を染谷将太さんが演じています。

タイトルに “空海” とあるので、「空海の歴史ドラマか?」と思ったら大間違いです。これはサブタイトルに『美しき王妃の謎』とあるように、空海が楊貴妃の死の謎を解きあかす伝奇ミステリー映画。原作は夢枕獏さんの小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」です。

約10年前に日中合作映画として製作が決定した大作ですが、これがけっこうな珍映画だったのです。さっそく紹介していきましょう。(以下、ネタバレを含みます)

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「私が欲しくない?」女の園に傷ついた男がやってきて…『ビガイルド 欲望のめざめ』は女たちの嫉妬を妖艶に描いた作品です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、ソフィア・コッポラ監督の最新作『The Beguiled / ビガイルド 欲望のめざめ』(2018年2月23日公開)です。

本作はクリント・イーストウッド主演作『白い肌の異常な夜』と同じ原作を再映画化した作品。といっても単なるリメイクではなく、女性目線を意識して脚本化されています。

美しさの中で描かれるドロドロの感情が恐ろしい……ソフィア・コッポラ監督の個性と力量がいかんなく発揮された一作になっています。

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岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』キラキラできない青春の裏側を二階堂ふみと吉沢亮の演技が輝かせる【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、岡崎京子の同名漫画を映画化した『リバーズ・エッジ』です。映画の主題歌は、岡崎京子の旧友・小沢健二が書き下ろした新作「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」。主演の二階堂ふみと、吉沢亮がレコーディングに参加しています。

岡崎作品の映画といえば、沢尻エリカ主演作『ヘルタースケルター』がありますが、私には『ヘルタースケルター』よりも本作の方が胸にガツンと響きました。それは90年代に生きるはみだし者の高校生が、実にリアルに活写されていたからです。原作の漫画は未読ですが、 “岡崎京子が描く世界に触れた” という実感がありました。

では物語から紹介していきましょう。(※以下、ネタバレを含みます)

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ニッチェ江上敬子の演技に脱帽! 映画『犬猿』は兄弟姉妹それぞれの「ウザくても家族だから」が胸に響く作品です【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、兄弟・姉妹の確執をコミカル&リアルに描いた『犬猿』(2018年2月10日公開)。演出は吉田恵輔監督。森田剛主演の『ヒメアノール』や、堀北真希主演の『麦子さんと』の監督で、毒と笑いのさじ加減が絶妙なんですよ。

ポーチ読者の方で兄弟、姉妹がいる方はきっと共感するはずです! では物語からいってみましょう。

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映画『羊の木』は錦戸亮の演技力に感動! 元・殺人者たちの言動を疑う自分の心が揺さぶられるサスペンス【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは映画『羊の木』(2018年2月3日公開)です。『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞ほか各映画賞を受賞した吉田大八監督作で、主演は関ジャニ∞の錦戸亮。

これがヒトコトでは言えない風変わりな作品なのですよ。では物語から。

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新参者シリーズでいちばん泣ける最終作『祈りの幕が下りる時』は報われない親と子の愛情に号泣するミステリー【最新シネマ批評】

【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が最新映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、レビューをします。

今回ピックアップするのは、東野圭吾原作のミステリー小説を映画化した『祈りの幕が下りる時』(2018年1月27日公開)です。

阿部寛主演の連続ドラマ「新参者」の劇場版第2弾。今回が完結編で、最高傑作と言われています。見る前は「またまた、大げさな」と思いながら試写を見せていただいたのですが、終わる頃には感動して泣いていました……。

複雑な人間関係の果てに明らかになる真実に、涙が止まらない作品です。では物語の説明からいってみましょう。

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