「Pouchシネマ批評」の記事まとめ (18ページ目)
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。
今週は1月12日公開のSF映画『LOOPER/ルーパー』をご紹介します。全米公開時「革新的なSF映画の登場」「『マトリックス』以来の衝撃」と話題をさらった映画です。なんとジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが同一人物を演じるという斬新な設定にも驚きの『LOOPER/ルーパー』。若き主人公をジョセフが演じ、30年後をブルースが演じています。ドンデン返しの連続は、秀逸な脚本と絶賛されるのも納得です。
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回ピックアップする映画は、ファッション業界などからも注目を集めているドキュメンタリー『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』(公開中)です。
ハーパーズ・バザーの編集者、ヴォーグの編集長を務め、革新的なヴィジュアルセンスとブームを作り出すファッション・プロデューサーの才能で、20世紀のファッション界のトップに君臨した伝説の女性ダイアナ・ヴリーランド(1903~1989)の人生を本人&周辺の人々のインタビューと彼女の手掛けたファッション誌と写真などで構成した作品です。
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回は、12月28日公開の人気シリーズ『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart2』です。主演のカップル、クリステン・スチュワートとロバート・パティンソンをスターにし、世界中の女子たちをトリコにしたこのシリーズも、いよいよ最終章! 『Part1』で、ヒロインのベラが産んだ人間とヴァンパイアのハーフの子を巡る闘いが壮絶で、すさまじい迫力の完結編となりました。
ヴァンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)と結婚をしたベラ(クリステン・スチュワート)は、ヴァンパイアと人間のハーフの娘を授かります。ベラをずっと愛していたオオカミ族のジェイコブ(テイラー・ロートナー)は、その娘こそ、自分の刻印(運命)だと悟ります。ジェイコブのベラへの長い片思いは終わり、ヴァンパイアの一族に幸福が……と思ったら、ベラたちの娘はヴァンパイア一族を滅亡させる「不滅の子」であると、3000年生きるヴァンパイアの王族たちが、ベラの娘を抹殺しようと近づいてきて……。
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回ピックアップする映画は、フランス・スペイン合作映画『マリー・アントワネットに別れをつげて』です。フランス革命やマリー・アントワネットを描いた映画は数多くありますが、これはアントワネットの朗読係の視点で、アントワネットとその時代を描き、また、今まであまり見られなかったヴェルサイユ宮殿の裏側も描いた興味深い映画です。
1789年フランス革命が勃発。王妃マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)に心酔する朗読係のシドニー(レア・セドゥ)は、王妃の為なら何でもできるという、まだあどけなさの残る若い女性です。そんな中、バスティーユ陥落のニュースが宮廷内を駆け巡ります。王妃は混乱のさなか、寵愛するポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)を国外へ逃がそうとします。夫人も処刑者リストのひとりだからです。王妃の身を案ずるシドニーに「あなたを見捨てたりしないわ」と告げた王妃でしたが、最終的に彼女はシドニーに世にも残酷な仕打ちをするのでした……。
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します
今回ご紹介するのは、12月8日公開の英国映画『砂漠でサーモン・フィッシング』です。華やかな大作ではありませんが、心がほっこり温かくなる映画であり、感動映画だと思って見たら、意外とラブストーリーの要素も強い! なおかつ、イケメンも登場するので、女子的には嬉しい映画なのです。
【映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します】
今回ご紹介するのは、12月1日公開の007の新作『007 スカイフォール』です。なんとシリーズ50周年記念作となる本作は、全英・全米ともに熱狂レビュー続々! 世界中でヒット街道バク進しております。
今年のロンドン五輪でも、開会式でエリザベス女王をエスコートした映像が流れ、英国が生んだヒーローとしての存在感をアピールしたジェームズ・ボンド。女子的には「いまいちなじみがないんですけど~」とお思いでしょうが、『007 スカイフォール』は、映画的にもクォリティが高く、かっこよく、スリルとサスペンスをガッツリ堪能させてくれるエンターテインメントなのですよ。
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今回ピックアップするのは11月17日から公開する草彅剛主演作『任侠ヘルパー』です。人気ドラマの映画化で、監督は『容疑者Xの献身』などの西谷弘。西谷監督はドラマ「任侠ヘルパー」の演出も手掛けています。
でもキャストは主演の草彅剛以外はほぼ一新!(黒木メイサが友情出演)。テーマは共通していますが、ドラマを見ていなくても十分楽しめる映画『任侠ヘルパー』に仕上がっています。記者も実はドラマは未見だったのですが、映画だけでも大いに満喫。草彅剛の熱演に度肝を抜かれました!
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今回ピックアップするのは、11月10日公開の三池崇史監督作『悪の教典』です。貴志祐介氏のベストセラー小説を映画化。先生が生徒を皆殺しにし、学園が地獄絵図になる物語。監督は三池さんですからね、情け容赦ない描写がたたみかけるバイオレンスな青春映画になっています。
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今回ご紹介するのは11月3日公開の吉永小百合主演作『北のカナリアたち』です。吉永小百合はスター女優だけど、若い女性にとってはなじみがないかもしれません。そんな彼女の主演作を今回ピックアップした理由は、『北のカナリアたち』のベースが、湊かなえの小説だからです(「二十年後の宿題」:「往復書簡」収録)。あのベストセラー『告白』は映画化もされ大ヒット! WOWOWドラマ「贖罪」も評判になりました。
ドロドロの人間模様にひきつけられる湊作品ですが、そのドロドロ世界で、吉永小百合はどんな風にもがくのか……と、興味をそそられたわけです。ところが! 『北のカナリアたち』は、吉永小百合が湊かなえの世界を自分に引き寄せて浄化した作品になっていました。
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今回ピックアップしたのは、10月26日公開のベン・アフレック監督作『アルゴ』。全米ではアカデミー賞最有力と言われている作品です。この映画の凄いところは、社会的な実話をもとにしているにもかかわらず、エンターテインメントとしての要素がしっかり盛り込まれている点です。
事実に振り回されることなく、自分の手元に引き寄せて演出したベン・アフレック。その演出力は脂がのっているっていうか、もう「あんた天才だったのね!」と言っても過言ではないくらいの素晴らしい作品です。
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今回ピックアップするのは10月13日公開の『ミステリーズ 運命のリスボン』です。世界各国の映画祭で絶賛、有名媒体でも支持されている、巨匠ラウル・ルイス監督作。なんと4時間26分の大作です! 通常の映画の2倍以上の長尺映画「よし、挑戦!」と、気合いを入れつつ鑑賞。いろんな意味で凄い映画でありました。
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今回ご紹介するのは、映画マニアの間ではすでに話題の映画『アイアン・スカイ』。月からナチスが攻めてくるという奇想天外なSFアクションコメディです。これまで宇宙からいろいろな生物が地球にやって来る映画が作られてきましたが、たいていは宇宙人がアレコレとカタチを変えて攻めてくるというパターン。
しかし、本作は大ひねりを加えて、なんとナチスが月から地球にやってくるのです!
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今回ピックアップするのは、9月15日より公開する『天地明察』です。主演は岡田准一、宮崎あおいで、演出は『おくりびと』でアカデミー賞外国映画賞に輝いた滝田洋二郎監督。原作は本屋大賞第一位に輝いた冲方丁の同名小説です。
私たちが当たり前のように使っている暦。江戸時代に、この暦にズレが生じていると気づき、新たな暦づくりを任された安井算哲。800年前の唐の暦にズレがあるのはなぜだろう? それは経度差があったためだけれど、当時、それに気づく者はいなかったのです。暦の権利を握るという権力闘争もあり、朝廷は、算哲が人生をかけて何年も調査を繰り返して作り上げた暦を一蹴するのです。そして算哲は、これまでの暦の間違いを決定づけるため、日食に賭けるのですが……。
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今回ピックアップするのは、西川美和監督の最新作『夢売るふたり』。松たか子と阿部サダヲが夫婦で結婚詐欺を働くという人間ドラマでありラブストーリーでもあり、ゾっとするほど怖い、まさに衝撃作です。
飲み屋を営んでいた夫婦が、ちょっとした不注意と運の悪さで、店を全焼してしまいます。二人は人生やり直そうとしますが、けなげに頑張る妻に比べて、夫はやる気を見せません。そんなとき、夫はかつて自分の店の常連だった女性と浮気。別れ際に彼女は、不倫相手の家族からもらった手切れ金を彼に渡すのです。すぐに浮気と金に気付いた妻は、夫にはある才能があると考えて……。そして彼女は夫を結婚詐欺師にして、数々の寂しい女性からお金をまきあげていくのですが……。
[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品を
ひとつ厳選してご紹介します。
今回ピックアップするのは、フランスで2011年最大のヒット作となり、東京国際映画祭でもグランプリを受賞したヒューマンコメディ『最強のふたり』です。評判の良さは聞いていましたが、正直「これほどとは!」。記者は笑いのツボと涙腺を刺激されまくりでした。本作はユーモアが人の心を繋ぐことに加え、身体障害者と付き合うことの真実が描かれた映画でもあるのです。