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朝、久しぶりに早起きしたら、きりっとした空気がさわやかで感激。朝早く起きるのは眠くてちょっと辛いけれど、朝の時間を有意義に使うとその後の1日もなんだかシャッキリすごせちゃう。こりゃ、「朝活」が流行るのはわかるわ〜。

ただ、予約をしたのに朝起きられないと、主催者に迷惑をかけちゃいますよね。そんな、寝坊が心配だけれど朝活したい人にオススメなのが東京・神宮前にあるWORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)朝の7時半から旅行をしたかのように異文化体験ができちゃいます。

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こちらのお店は、世界各地の伝統的な朝ごはんを食べて、そのご飯に込められた文化や歴史などを感じてもらうことを目的として、世界の朝ごはんを提供しています。夜の9時まで1日中朝ごはんが食べられるお店なのですが、すごいのは営業時間が朝の7時半からというところ。ここであれば1人でも朝活ができるのです。
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提供されている朝ごはんは3種類。常に食べられるのはイギリスの伝統的な朝ごはんと、羊飼いの朝ごはんをスイス人学者が改良したミューズリーというオーツ麦ベースの朝ごはんの2種類。

そしてもう1種類は2ヶ月に1回メニューが変わる、世界の朝ごはんです。メニューは、定期的に来るお客さんが飽きないように、バラエティに富んだものを考えているらしく、5、6月はワールドカップ開催にあわせてブラジルの朝ごはんが提供されたんですって。7、8月のメニューは南インドの朝ごはんです。

「インド人は3食すべてカレーを食べている」と聞いたことはありませんか? 本当なのかなと思って注文してみたところ、確かにカレーらしき食べ物が。サンバルという、日本の味噌汁のように日常的に食べられている豆のスープなんですって。
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そしてカレーといえば「ナン」がついてくるものと思いきや、一緒に提供されたのは米粉を使ったふわふわのパンと甘くないドーナッツ。加えてビーツと豆のコールスローサラダのようなトーランと、ココナッツのお漬け物的な存在のチャトゥニが出されました。インドの朝ごはん、食べたことない物ばっかり!

飲み物もその国ならではのものが頼めるのがワールド・ブレックファスト・オールデイのおもしろいところ。記者はインドの飲み物といったらラッシーくらいしか知らなかったのですが、それ以外のものもたくさん。定番のドリンクといわれるナーランガヴェッラムを頼んでみたのですが、なんとこれ、塩味のレモンジュース。南インドは暑いから、熱中症にならないように塩分を補給するのかしら、とインドの人たちの暮らしに想いを馳せて飲みました。

映画「かもめ食堂」を彷彿させるこじんまりとした店内は、じっくり朝ごはんを食べるのにちょうどよい雰囲気。
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食事とともに提供される、かわいいイラスト付きの国の説明チラシには、文化や習慣などインドのことを深く知れる豆知識がいっぱい。ちょっとお行儀は悪いけれど、朝ごはんを食べながらじっくり読み入ってしまいます。

朝から外国を旅したような気持ちになれてしまうワールド・ブレックファスト・オールデイ。ちょっと早起きした日に行ってみてはいかがでしょうか。
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【店舗情報】
店名:WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)
ホームページ:http://world-breakfast-allday.com/
住所:東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
電話番号:03-3401-0815
営業時間:7:30 am – 9:00 pm(Lo8:00 pm)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
*月曜日は料理教室等のイベントを開催しています。

取材・執筆=FelixSayaka (c) Pouch

▼こじんまりしたかわいらしいお店です▼

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▼取りあげる国によって店内を少しアレンジ。7、8月はインド風にスパイスがずらっと並んでいます▼

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▼かわいらしい看板が目印です▼

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