以前の記事で『安い肉を超ウマくする! デカ盛りステーキ丼の作り方 / 硬いお肉が簡単に柔らかジューシーに』という記事がありましたが、今回それを更に上回る、安い肉を美味しくする方法を発見しました。

それは以前ご紹介したものより若干手間がかかるのですが、機材は中華鍋と魚や餅を焼く網さえあればそこそこ簡単にできる熱燻という方法です。

熱燻とは、高い温度で煙を出し、短時間でその香りを素材に纏わせる燻製法。今回はその熱燻法を使い、ステーキ肉に良い香りを付けることで臭みを完全に消し、スモーキーな良い香りのステーキを作るレシピをお伝えしましょう。

■燻製ステーキのレシピ(2人前)
・材料
ステーキ肉 2枚
塩・コショウ 適量
桜のウッドチップ 2つかみ

・作り方
1.中華鍋か燻製鍋の底にアルミホイルを敷き、桜のウッドチップを2つかみ乗せ火にかける。

2.煙が出てきたら塩コショウをして網に乗せたステーキ肉を鍋に置き、蓋をして5分待つ。この際に火を弱火にする。

3.5分経過したら蓋をあけ、肉を裏返しにして再度5分待つ。

4.肉を取り出して熱したフライパンで焼き目を付け、完成。

この方法を使うと肉をある程度常温に戻せるため、焼き目をつけるだけでしっかりと中まで熱が通った美しい焼き上がりになります。また、桜のウッドチップは香りがとても強く軽くスモークするだけで香りが素材につくので、短時間の燻製にも相性が良いそうですよ。

普通に焼くのよりは手間もかかりますが、安い肉が相当な美味しさになりますので時間のある時にでも是非ためしてみてくださいね。最後に注意ですが、かなり匂いが付くので換気も十分にお願いします!

文:江田島平子