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女性の社会進出! 女性アスリートの世界進出! 美人女性社長登場! などなどなどなど、世はまさに女性上々時代!!  オシャレだって男性顔負けの、かっこいいユニセックスファッションなんて、今じゃめずらしくもありませんよねー。

ところで、最近男性諸君たちはどうしているかね? JR線沿いのとある居酒屋に入ると、こんな声が聞こえてきた……

「結婚したら、主夫になりたい。仕事しなくてすむなら、ラッキーじゃね?」

「お金溜まってきたら、仕事辞めて早めの隠居生活するのが夢なんだよね」

「そもそも性別の違いで、食事代を多く払わなきゃいけない理由がわからん!」

「年収高い女か、財産あるお嬢さまと結婚したい」

おやおやおや〜、なにやら男子会が開かれているご様子。女子的には残念な声が聞こえてきて、記者は思いました。

男性諸君よ……日本男性として、なにかお忘れではなかろうか。

今回はそんな「最近の男性って消極的なんじゃない?」と思う言動から、記者が勝手に “男性衰退化論” と名付けた、今どき男性の現状を紹介しちゃいます! (こりゃ男性を敵に回しそうだ……)

1.身長
2.器
3.お金
4.優しさ
5.プライド

1〜5のキーワードを見て、皆さんは何を思い浮かべましたか? 実はこれ10〜40代の50名の女性にうかがった「最近の男性が失ったと思うもの」なんですよ。それでは、それぞれのキーワードにどんな意見があったか紹介して行きますね。

<衰退どころか進化していた男性平均身長>

1の身長については、平成24年度の厚生労働省の調査だと男性の平均身長が170㎝前後で、昭和29年に行われた調査と比べて結果的には7.5㎝も高く進化してるみたい。女性も身長の高い方が増えたことや、ファッションで高さのあるヒールを履いている女性が多いことが、そう勘違いされる原因かも!

<防衛本能からか!? 食費とライフラインのオヤツへの執着>

2の器で挙げられたエピソードとしては「冷蔵庫に入っている彼氏のプリンをつまみ食いしたら、夜中なのにコンビニまでわざわざ買いに行かされた!」や「ご飯に誘われて行ったら、すべてワリカンで、しかも1円単位まで細かく計算された!」など、「それくらいいいじゃない」と女性が思ってしまう事柄が男性陣には許せないご様子。

<社会環境の変化で金銭面は衰退中>

3のお金は2で挙がったエピソードの理由かも!? 男性がデート代を出す、少し多めに支払う、なんてことは給料が減ってしまった男性にとっては、してあげたくてもできないのかもしれません。

<世知辛い世の中に心に余裕がもてません>

次に4の優しさは、現代人のストレスからか、はたまた疲労からなのか、余裕をもって女性に接することができず、言葉遣いが乱暴で口調がキツイなどの意見がありましたよ。

<そんなどうでも良いプライド売りますけど、なにか?>

最後に5のプライドですが、女性がしっかりと社会進出してバリバリ働く中、男性陣の「仕事やめたい」「逆玉の輿にのりたい」など、冗談で話しているところもあるのかもしれないけど、女性陣にとってはこんな発言が男性陣への不信感につながるみたい。

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以上「現代男性が失ったと思うもの」をご紹介しましたが、読んでいてドキッとした方いませんか? とはいえ、昔の男性が求められたものといえば、3高(高身長、高学歴、高収入)だったのに対し、現代女性が男性の条件に挙げるのは3平(平均的な年収、平均的な外見、平穏な性格)といわれてますよね。現実的に世情を捉え男性を見ているんです。なによりも平穏で安定した家庭が一番幸せと感じてるのかもね。

なんにせよ! 今回取材した結果「それでも、好きなのだからしょうがない」と笑って話してくださった方がほとんどで、それを聞いた記者は、男性陣に自分の大切な人のためにも、もう少し昭和男子の「俺についてこい! 幸せにしてやる!」というような、昔ながらの男気みたいなやつも大切にしてほしいと思うのでありました。

参考元:Pure Supplement
(イラスト・文=小池たらの子)