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寒くなって、なかなか布団から出られなくなってしまった皆さん! 「あと、もうちょっと…」なんてグダグダしていたら、メイクする時間もなくなって焦って布団から飛び出して、会社までダッシュ…… なんてこと、ありませんか? 1日を「トホホ」な感じにスタートしちゃうと、1日全部が「トホホ」になっちゃう。

12月は特に忙しい時期。だからこそ、さわやかに目覚めたいものですよね。そこで、すっきり目覚めるための「目覚めのヨガ」を、ヨガインストラクターに教えてもらいました。

試してみたところ、寝起きが悪くて、布団のなかで起きるか起きまいかを30分は悩むタイプ記者も、すっきり起きられました。まるでアルプスの少女ハイジのように、カーテンを開け放って「おはよう小鳥さん!」とか言いたくなっちゃうくらい。

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教えてくださったのは、気持ち良いyoga研究家としてアロマヨガやウェイクアップヨガなどの教室を開催している、ヨガインストラクターの遠藤理恵さん。土曜日の朝などに教えていらっしゃるウェイクアップヨガの内容から、わかりやすくて続けられるヨガを教えてくれました。

<ヨガを始める前にやっておくと効果的なこと>

とにかく、体を目覚めさせるには太陽の光を浴びるのが良いんですって。目が覚めたら、とりあえずカーテンを開けて光を浴びてみて!

<いざポーズ>

1.ねじりのポーズ
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両足をそろえて前に出して座った姿勢からスタート。右ひざを立てて、伸ばしている左足の外側に右足を置きます。左ひじを右ひざにかけ、右手は後ろで支えます。この形ができたら、正面を向き、息を吸いながら背筋を伸ばします。息を吸う時は、頭頂部・背骨が引っ張られることを意識して。

次に息を吐き出しながら右を向くように右胸を少しずつ開いてねじっていきます。そのままゆっくり5呼吸分キープ。慣れてきたら、徐々に視線を右斜め後ろまで見えるように、ポーズを深めます。反対側も同じように行ないます。

体をねじって呼吸をすることで、内蔵が活性化するためデトックス効果があります。つまり、おなかすっきり。血行が良くなり、交感神経の働きを高めるので、目が覚めやすくなります。

2.太陽礼拝のポーズ

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厳密には、「太陽礼拝のポーズの一部」です。立ち上がり、手を上に伸ばして視線を指先や天井に向けます。そのままゆっくり5呼吸分キープ。

息を吸うときに意識してほしいのは、指が上へ上へ引っ張られて、それと同時に脇腹も上へ上へ引き上げられること。息を吐き出す時は、足の裏に感じる体重を意識してください。

簡単ですが、背筋が伸びてとっても気持ちのいいポーズ。全身の血行が促進され、背筋が伸びて気が上がっていくので目が覚めやすくなります。

3.三日月のポーズ

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胸の前で合掌するところからスタート。草木が生える様子をイメージしながら、両手を上まで持ち上げて気持ちよく伸ばします。次に、息を吐きながら体を横に倒します。そのままゆっくり5呼吸分ストップ。その後、息を吸いながら体をまっすぐにもどし、息を吐きながらスタート位置へ。反対側も同じように行ないます。

5呼吸分ストップするのがけっこうハード。でも、脇腹シェイプにも役に立つそうなので、飲み会が増えてウエスト周りがゆるみがちなこのシーズンにはありがたいポーズです。

4.戦士のポーズ1

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右足を前に大きく開き、膝をしっかり曲げます。後ろの左足の膝はまっすぐ後ろに伸ばします。そのまま両手を頭の上で合わせ、目線を斜め前に向けます。そのまま、ゆっくり5呼吸分キープ。終わったら左右を入れ替えます。

ここでも意識してほしいのが、指先と足裏。息を吸う時は指先が上へ上へと引っ張られることを感じてください。息を吐く時は、足の裏でしっかりとマットや床を踏み込む感じで。

目が覚める効果があるだけでなく、おなかと背中、太もも、お尻の引き締めにも効果があり、「痩せるポーズ」としても有名です。

いかがでしょうか。紹介したものは交感神経を優位にさせ、体を活性化させるヨガ。まずは布団から起き上がらないとヨガができないのですが、非常に気持ちが良いので「やってよかった」を実感するはず。しかも痩せるポーズばっかり!

皆さんもぜひ、「目覚めのヨガ」を取り入れて、気持ちの良い一日を迎えてくださいね!

取材協力=ヨガインストラクター遠藤理恵さん http://body-mind-yg333.petit.cc/
(取材・文・イラスト=FelixSayaka/ トップ画像=Pouch)