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今が旬の柿は、日本最古の果物のひとつ。昔は貴重な甘味料として重宝されていたのだそうです。

これまで日本やアジア圏でしか見たことがなかった柿を、なんとフランス南西部の田舎町で発見! 

フランスで柿を見かけたのは意外でしたが、驚くべきことにフランスでも柿は「kaki」と呼ばれているということ。そのままかじってみたらどれも渋柿だったため、思い切って調理してみることにしました。

オーブンで焼くと一気に渋みが抜けることが分かりました。これはなかなかない方法だと思うので、渋柿の処分に困っているという人にはオススメです。

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【材料】(4人分)
渋柿 2コ
グラニュー糖 大さじ2

●クルミ入りキャラメルソース
グラニュー糖 100g
水 大さじ2
熱湯 適宜
クルミ 大さじ4

【作り方】
1.柿を縦半分に切ってオーブンシートにのせ、砂糖大さじ1/2ずつ表面に振りかける。180℃に温めておいたオーブンで30分〜45分焼きます。 表面の砂糖が色付き、柿がとろりと柔らかくなれば食べ頃です。

2. 手鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火にかける。5分ぐらいして砂糖が茶色くなってきたら鍋を回しながら、全体が均一に色付くようにします。このとき、スプーンなどでかき混ぜないようにしてくださいね。砂糖が固まってしまいます。濃い茶色になる一歩手前で火を止め、熱湯を大さじ2〜3程度入れて木べらで混ぜましょう。

刻んだクルミをキャラメルソースに入れて混ぜ、器に盛りつけた柿の上に回しかければ出来上がり。中身をスプーンですくってソースにからめていただきましょう!

キャラメルソースを作るのが面倒、またはクルミが好きではない場合は、熱々の柿にバニラアイスとシナモンを添えても美味しいですよ。

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100%渋みが抜けるわけではないけれど、オーブンで焼いた柿はかなり食べやすくなります。柿はとても体によい果物で、風邪予防や美容に効果のあるビタミンCがたくさん含まれています。二日酔いにも効果的。食べ方を工夫して、美味しく味わいたいものですね!

(レシピ・写真・文=sweetsholic