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横浜の山手といえば、今も外国人居留地の面影をのこす異国情緒ただようエリア。山手本通りに面してたたずむエリスマン邸も、スイス人貿易商のエリスマン氏の私邸として大正15年(1926年)に建てられたという由緒ある邸宅。

このエリスマン邸、現在は自由に中を見学できるのですが、先月22日、邸内の一部に「しょうゆ・きゃふぇ」というカフェがオープン。ここで食べることができる“生プリン”が密かな人気となってるとか。

それならと、実際にしょうゆ・きゃふぇを訪れて注文してみた私(記者)。正直なところ、生プリンが話題と聞いても、「同様のトロトロ系のプリンっていろいろなお店が出しているし、今じゃコンビニでも買えるよね?」なんて思い、実はそこまで期待していなかったのですが……運ばれてきたのを見て仰天! 

リンの上に生卵が乗ってるという衝撃のビジュアル!! え、え、なにこれ、どういうことーーーー!?

そう、このムースのような白いプリンの上にぷっくら黄色い卵黄が乗ったこれこそが、この店オリジナルの“生プリン”。プリンの生地に混ぜるだけでなく、生でも一緒に……卵の味わいを徹底的に追い求めたらこんなスタイルになったのだそう。
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「軽くかきまぜてお召し上がりください」

そう店員さんに言われ、スプーンで生卵とプリントかきまぜてみる。白と黄色のマーブル模様が色鮮やかで美しい。使用しているのは神奈川県相模原市にあるコトブキ園の最高品質卵というだけあり、その鮮度や質は色を見れば一目瞭然!
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口に入れると卵黄のコクがすごい。プリンのやわらかな口あたりと甘さ、それに卵黄の濃い味わいが口の中で一緒になって伝わってきます。もうホントに濃厚でクリーミー!

店内を吹き抜ける気持ちよい風、窓から見える木々の緑と山手の街並み、体と心を満たしてくれる甘いスイーツ……なんかアタシ、今ものすごい素敵なひとときを過ごしているのではあるまいか。今だけ、心の中でだけは山手に住む深窓の令嬢気分でいさせて……!!
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あたたかな日差しのもと、散策するにはピッタリの季節。横浜の山手エリアや元町、シーサイドを歩きながら、疲れたらエリスマン邸でちょっとひと息。皆さんもお店自慢の“生プリン”を体験してみてはいかが?

参照元:エリスマン邸
取材・撮影・執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼しょうゆ・きゃふぇの生プリン(600円)

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▼スプーンで軽く卵とプリンをかき混ぜてからいただいて

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▼生地を持ち上げてみるとわかる、このもったり感。濃厚でクリーミー!

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▼その他、飲み物がついた本日のケーキセット(900円)なども

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▼「しょうゆ・きゃふぇ」という名前のとおり、静岡県御殿場市の甘露しょうゆを使ったメニューも

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▼店内の様子。広々とした大きな窓からは新緑の眺めが……

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▼エリスマン邸は見学自由(無料)。大正ロマン好きにはたまらない雰囲気!

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▼周辺のぶらぶら歩きがまた楽しい。最後に山手エリアの街並みをお楽しみください

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