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日本が誇る巨大音楽フェスといえば、サマーソニックフジロックフェスティバルが、なんといっても2大巨頭。

前者は都市部、後者は自然の中で行われるという点でその性質やコンセプトは大きく異なりますが、規模や出演アーティストなど、双方どうしても比較されがちなのは事実。そこで本日は、サマソニ帰りほやほや&フジロック常連の記者が感じた、サマソニならではなイイところをたっぷりとご紹介。

題して「フジロックとサマソニ、ココが違う! あなたがサマソニに行くべき5つの理由」、それでは早速~、レッツチェキラ!!

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1. ファッションのしばりがない&荷物少なめでOK

フジロック会場は山の中、突然の雨に夜間の寒さ、足元の悪さなどなど、服装を決める上で常に携帯しておくべきもの・気をつけておかなければならないことが多々あります。

ですがサマソニ会場は都市部ですから、基本的に足元はコンクリート、長靴もいらなけりゃ、寒さをしのぐためのアイテムも別段必要なし。なんならビーサン、さほど移動しないのであればヒール靴での参戦だって、可能なのであります。

ただし帽子や日よけのストールなど、暑さ対策だけは必要。それすら用意したくないというワガママさんは、「幕張メッセから出ない」と決めてしまえばイイだけの話だしね。ちなみに記者は今回、ロングワンピ&ストール&小さなポシェット&ビーサン、という格好で2日間過ごしました。これで余裕でイケちゃいます。

2. 移動がラクチン→疲れにくい

歩きオンリー、しかも傾斜が激しい箇所も豊富にあるフジロック。ですがサマソニはほぼ起伏ゼロ&バッチリ整備された足元、加えて屋内・屋外会場同士を繋ぐ無料シャトルバスが常時運行しているほか、タクシーも常に待機している状態。すべての会場を回ろうとも、全く疲弊しません。しかしまあ、そもそも体力がないって方は、多少疲れちゃうかもしれないですけども。

3. 休憩箇所が豊富にある→疲れにくい

マリンスタジアムにも幕張メッセにも、その他会場にも多数用意されているイス&テーブル。それがぜ~んぶ埋まっちゃうなんて状況ももちろんないわけではないのでしょうが、そんなときは地べたにペタンと座っちゃえば良し。とりわけ幕張メッセはコンクリートですので、直接座るとつめた~くて気持ちイイの! しかも屋根付きだしね! 

ちなみに屋外にいて雨に遭遇した場合でも、雨宿りのための場所が会場内そこかしこにあるため、死活問題にはなりません。最悪の場合は宿にとんぼ返り、先ほども触れましたが、タクシーが動いているので近場ならばすぐに避難することができます。

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4. 夜遊びスポットが大充実

フェスのお楽しみといえば、なんといっても1日目の深夜に待っている、夜遊びタイム! むろんフジロックもその点は充実しているのですが、サマソニはバリエーションが実に豊富なんですよ。それにあまり疲れてない分、体力あり余ってるしね。

たとえば幕張メッセでは、朝5時までの夜間ライブイベント「ミッドナイト・ソニック」が行われているし、屋外にあるガーデンステージには「稲川淳二の怪談ナイト」が登場。ちなみに記者はこの怪談ナイト、最初から最後まで楽しみましたよ。一緒に行った友達は私の両脇でごろん、すやすや寝てたけどね……。でもま、夜空には満点の星、コレはコレでいいのかも。

5. 昼も夜も「大人の遊園地」状態

充実した夜遊びラインナップの中、記者的イチ押しは、なんといっても昨年登場したという魅惑の街「アジアンガーデン」の夜! バーでたっぷりお酒を補給したら、そのまま「命の保証は致しません」(!)と記された、簡易すぎる観覧車でスリルを楽しみましょう。

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窓ガラスも壁もなし、枠組みだけの観覧車の下には、露出度満点のゴーゴーガール&筋肉ムキムキゴーゴーボーイ、ニューハーフのおねえさんたちがガンガン踊りまくるダンスフロアが。観覧車から降りたらこちらに即参戦、音楽が止むまで一緒にガンガン踊っちゃってください! なんならお立ち台もあるんで!

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昼間は昼間で、「ビキニのおねえさんがひんやりした風&水しぶきをバズーカ砲でぶっ放してくれる」車が、マリンスタジアム周辺を回遊。幕張メッセ内では、やはり露出度の高い衣装を身にまとった美しいおねえさんたちが、あちらこちらでお酒を売ったり踊ったりしております。それにカジノキッズ用のクラブ(音楽が鳴るほうの)まであるんだよぉ! このようにサマソニ会場は、より大人に特化した遊園地と言っても過言ではないのです。

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いかがでしたか? やはり都市型フェスには、「オシャレを楽しめる」「疲れにくい」「汚れない」などなど、都市型フェスならではの良さがあるもの。時間帯によっては混むものの、自宅からのアクセスもラクだしね。

でもね、フジロックにもおんなじくらい魅力があるの……! だからどっちがイイか、だなんて、それだけは絶対に決めらんないの! ってなわけで2015年もおそらく私、両フェスとも参戦します。来年はみんなもぜひぜひ、一緒に楽しも!!

撮影・執筆=田端あんじ (c)Pouch