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初めて台北を旅したときに、街の親しみやすさと食べ物の美味しさにどっぷりハマりました。以来、毎年必ず訪れるほどすっかり台湾好きになった記者。台湾のガイドブックを見るのも好きで、本屋に行くと必ず手に取って目を通します。

実際に何冊か購入もしているのですが、その中でも猛烈に皆様にオススメしたいのが、先日発売された佐々木千絵さん著の「子連れ台北」(出版社:書肆侃侃房)。 “子連れ”とタイトルにはついていますが、子連れじゃなくとも、もちろんリピーターにも、読んで楽しい上に間違いなく役に立つ鉄板の1冊です!

■まず「子連れ台北」の帯をご紹介

文房具好き! 問屋好き! 手芸好き! 本屋好き! 雑貨好き!!
酒飲み!! 食い意地はってる!! 子連れ親連れ旅!
なにより台北に興味アリ!!!!
ひとつでも当てはまればこの本、買いです。

読めば必ず行きたくなります!!!

どうでしょう、このキャッチコピーの力強さ。すごくないですか? さらにすごいのは、この「子連れ台北」が看板、もとい帯文句に偽りなし! なところ。ほんっとうに、読めば行きたくなっちゃうんです!

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■台湾旅行歴10年の佐々木さんが著書

「子連れ台北」の著者は、イラストレーターの佐々木千絵さん。台北旅行歴足かけ10年という佐々木さんが、台北愛をギュギュッと詰め込んでできたこの本は、単なるガイドブックにとどまらず、佐々木さんならではのさまざまな情報が掲載されています。(※佐々木さんの了承を得て、紙面を撮影させていただきました)

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■イラストが可愛い!!

まずは文句なしにイラストが可愛い! 台北のいたるところで目にする食べ物や雑貨のイラストが、親しみのあるタッチで紙面中にちりばめられています。もうそれだけで目にしているのが楽しくって仕方がない! イラストに添えられた「小籠包をはしご食い」「食べない理由がみつからない」などの佐々木さんのコメントにも、思わず「そうそう!」なんて相づちを打ちたくなります。台湾ラバーの心がシンクロする感じ!

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■子どもと一緒に旅をするという視点

そして「子連れ」という視点。家族連れならではのアクティビティや飲食店のチョイスは、ひとり、もしくはふたりでの旅行が多かった記者には、目からウロコのものばかりでした。台北でエビ釣りができるなんて知らなかったよ〜っっ。「子どもが疲れたらここ」「雨の日はここ」など、状況に応じて書かれているので、利用シーンを想定しやすいのもいいんですよね。

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■佐々木さんが選ぶ意外な「おみやげ」

さらには、佐々木さんが選ぶおみやげや雑貨にキラキラ光る、イラストレーターとしてのセンス。問屋街やスーパーマーケットなど、記者も実際に足を運んだことがある場所が多く掲載されていたのですが、佐々木さんが目をつける雑貨は「え、そんなのも売ってるんだ!」と思わず驚くようなアイテムばかり。郵便局のグッズをおみやげにするなんて、ちょっと思いつかないですよねえ。

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■夜市情報なども押さえてあります!

もちろん、夜市や魯肉飯のお店など、有名ドコロの情報もきっちりと押さえてありますよ! 巻頭には詳細な地図も掲載されているので、初めて台北を訪れる人にも頼もしい一冊となること間違いなしです。

記者が台北に行くときは「ああ、あそこも行かなきゃあれも食べなきゃ忙しい忙しい」となってしまいがち。それはそれで面白いのですが、この「子連れ台北」には文字通り、”子どもと一緒に”というコンセプトが根底にあります。そのため、ムリをしないで目一杯楽しむ方法が随所に書かれているんですよね。それが記者にとっては一番新鮮だったかも。

疲れたらタクシーに乗って、雨が降ったら地下を歩いて、たまにはフードコートも利用して。それでもちゃーんと台北を満喫できるんだとわかる一冊。友だちと、恋人と。両親と、おじいちゃんおばあちゃんと。ひとりでも、家族みんなででも。ぜひ「子連れ台北」を片手に、台北を訪れてみてください!

協力:佐々木千絵
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch