2月6日から8日にかけて北海道旭川市で開催された「2015 氷彫刻世界大会」。氷彫刻世界大会は今年で27回目をむかえる公式の国際大会で、氷柱を使って40時間で作品を作り腕前を競い合うイベントです。
その団体戦で今年、見事最優秀賞に輝いたのは井上仁(いのうえひとし)さんと湯山明祥(ゆやまあきよし)さん。二人の職業は彫刻家? それとも造形作家? ……と思いきや、なんとこのお二人、それぞれ東京ディズニーランドホテルとディズニーアンバサダーホテルの調理部に所属するシェフなんだそう!!
シェフがこんな作品作れちゃうなんてステキ! そして、こんな実力を持つ方たちを料理人として抱えているディズニー、おそるべし!!
【実は井上シェフ、受賞者の常連だった】
ふだんは東京ディズニーランドホテルでアシスタントシェフとして働く井上さんですが、実は氷彫刻世界大会では過去に何度も受賞している実力派。最優秀賞は今回を含め、個人戦で3回、団体戦で2回、計5回も受賞を果たしているんだとか! 受賞者の常連とでもいうべきスゴ腕の方なんですね。
【今作品のテーマは人魚!】
今回の受賞作のタイトルは「海と共に」。海の中で楽しく遊んでいる人魚を想像して制作されており、「氷の透明な質感を活かしつつ、ボリュームや立体感のある作品に仕上げました」と井上さん。長い髪にしなやかな体つきをした人魚たち……作品を見て、ディズニーの『リトル・マーメイド』が思い浮かんだのは私(記者)だけではないはず!
それにしても、40時間という制限があるなかでここまで精巧に、表現豊かに作るだなんて本当にすばらしい! その完成度の高さ、ぜひ皆さんも写真でご覧あれ。
参照元:2015 氷彫刻世界大会
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
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