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全国各地で猛威を奮った台風18号および、それに伴って起きた記録的豪雨。

茨城県では10日(木)、大雨による増水のため、鬼怒川の堤防が決壊。今なお自衛隊のみなさんによる救助作業が行われています。

終日、台風関連のニュースが報道されていたこの日、事件を伝えるNHKアナウンサーが放送中に何度も口にしていたとある発言が、ツイッター上で話題になっている模様。

【被災した人々を励まし続けたNHKアナウンサー】

「決して諦めないでください」

このほかにも、「大声で救助を求めてください」「手を振ってください」「助けを求め続けてください」と、繰り返し呼びかけ、励まし続けるアナウンサー。その一部始終をテレビで観ていた視聴者のみなさまは以下続々、コメントを残されておりました。

【ツイッターの声】

「救助を待ってる方、TVが映ればNHK総合がいいです。いつもは見なくても、テレビ局が嫌いでも」
「NHKのアナウンサーが決して諦めないでくださいって何度も言ってて……震災を思い出した」
「不覚にも涙が出た」
「この呼びかけがどんな形でも救助を待つ方に届きますように」
「助けを求めなければならぬ状況の人に放送が届くかどうかは分からぬが、絶対諦めるな、助けを求め続けろ、という励ましも含んだ呼びかけが胸を打つ」
「民放ではどこも被災されてる人たちのことを励ますようなことは言わなかったのに、NHKだけが『決して諦めないでください』と何度も何度も呼びかけていた。その一言で救われる人、待とうって思えるんだよ」
「昨日の災害のニュースは色々なチャンネル見てたけど、NHKさんの『決して諦めないでください!』の呼びかけが一番心に残っている」
「相当練られた最後の呼びかけだと思うし、これを発するのは勇気ある判断だと感服する。これが数々の災害を伝え続けてきた報道の力」

【勇気づけられた方が、きっといる】

あの状況下、NHKの放送をリアルタイムで耳にしていた被災者の方がどれほどいたのかはわかりません。しかし、もしもどこかで放送を聞いていたのだとしたら。きっと勇気づけられたに違いないと、記者(私)は思うのです。

【心に深く残るNHKの「呼びかけ」】

東日本大震災のときもそうでしたが、災害報道の裏には逃げることができないでいる人、救助を待ち続けている人が、存在します。今回NHKが行った「呼びかけ」は、多くの人々の胸を打ち、彼らの記憶に強く刻みつけられました。

最後に、未だ救助を待っているみなさん。どうか決して、諦めないでください。助けを、求め続けてください。

参照元:Twitter
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch