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私(記者)がまだ少女だった30年ほど前にくらべ、どんどんと進化している少女まんがの付録練り香水3色リップクリームパレットネイルセットなどについてはこれまでPouchでもお伝えしてきたとおり。

そしてそして! 2016年『なかよし』3月号の付録がこれまたスゴい!! 過去に付録としてあった「まんが家セット」がさらにパワーアップ。「本格まんが家セット」と題して、原稿用紙やスクリーントーン24種10枚、マンガ用のコミックペンなどがセットになった超豪華仕様に!

しかも添付された専用はがきにイラストを描いて、編集部の「イラストてんさく係」宛に投稿すれば、応募者全員になかよし編集部がてんさく&アドバイスしてくれるんだって!! あまりの太っ腹具合に『なかよし』買いに走っちゃったよ……少女じゃないけどねっ!!

さて、付録の中身、どんなふうになっているんでしょうか……ドキドキ。

【中身は豪華7種】

『なかよし』本体と一緒についてきた小さな箱。この中に今回の付録「本格まんが家セット」のすべてが入っています。

まずは中身全7種をご紹介しましょう。
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・なかよし原稿用紙6枚
・4コマ原稿用紙1枚
・なぞるだけプロ原稿
・にがおえメーカー
・ビッグスクリーントーン(24種10枚)
・コミックペン1本
・全員てんさくハガキ

どうですか、この充実ぶり。「ふろくで、プロ級のまんががかける~☆」というキャッチコピーもあながち間違ってません。

あのね、おばちゃんの子どものころは付録といえば紙製ばっかりで、レターセットが付録の月でも、それはそれは喜んだもんよ。ペンとかそういう高価なものはね、応募者全員大サービスっていうのがあって……(以下略)

【これは子どもも喜ぶわ】

ためしにわが娘(6歳児)に見せてみると、一瞬にして目が輝いた! 普段からお絵かき大好きなだけに、ペンを持って喜々として遊び始めました。同じように他の女の子たちも胸を躍らせるのが目に見えるよう。

自分が子どもだったころを思い出しても、かわいい絵やストーリーを次々と生み出す漫画家にはあこがれたもの。でも、「まんがを描く」って、何を使ってどんなふうに描いたらいいかなんていっさいわからない。

それをこの付録では道具を用意して、描き方も丁寧に教えてくれる。これは子どもたち、喜ぶよねぇ……。

【「プロまんが家ブック」もつく丁寧ぶり】

懇切丁寧なことに、本誌のほうには綴じ込みの冊子として「プロまんが家ブック」なるものまでついているの! トーンの使い方や話・キャラづくりのコツ、瞳・髪の描き方などがすんごいわかりやすーく書かれてあるのです。これ、ホントに漫画家志望の大人が読んでも参考になるであろうレベル(たぶん)!
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【しかも編集部がてんさくしてくれちゃうってよ!】

そしてそして何といっても驚くべきは、「全員てんさくはがき」にイラストを描いて送ると、なかよし編集部がてんさくして診断&アドバイスを返してくれる「なかよしイラストドリームコンテスト」なるもの。

買った子どもたちのうち何人が応募してくるかはわかりませんが、それでもかなりの数であろうことは明らか。この企画を決断したなかよし編集部に脱帽です。

【付録の豪華さを実感!】

いやはや、最近の付録はスゴいと改めて実感。価格580円(税込)は私が子どものころより100円以上値上がりしてますが、それだけの価値はある気がします。少女時代に漫画家を夢見ていた大人の皆さんも今号の「本格まんが家セット」であのころの気持ち、思い出してみては?

参考:『なかよし』(講談社)
撮影・執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼『なかよし』3月号付録「本格まんが家セット」。箱の中身は……
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▼なかよし原稿用紙6枚(左)と4コマ原稿用紙1枚(右)
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▼にがおえメーカー
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▼ビッグスクリーントーン(24種10枚)
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▼スクリーントーンには花火や校舎、青空といった種類も!
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▼コミックペン。0.35ミリの極細ペン
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▼全員てんさくハガキ(両面)
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▼本誌付属の冊子「プロまんが家ブック」の中身。全12ページ
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▼娘、さっそくコミックペンを使って何やら描いてる……
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▼娘作4コマ。……娘よ、これはシュール系なのか!? セリフは言われたとおりに私が書き加えました
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▼私も初スクリーントーンに挑戦! 背景の校舎とスカートのチェック柄を入れてみたよ
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