毎年1月から3月にかけてブルガリアで行われるお祭り、クケリ(Kukeri)は、春の訪れを祝い厄払いをするための伝統行事です。
クケリ最大の特徴は、男たちが身につけているコスチューム。全身モッフモフ、毛むくじゃらボディーに、鳥や獣を模した木のお面を装着した姿はかなり異様で、初めて目にした者は必ずや、度肝を抜かれるに違いない。
【ベルを鳴らしながら踊ります】
彼らが街中を練り歩き、腰に付けた大きなベルを激しく鳴らしながら踊ることによって悪魔が追い払われ、その村に幸福や豊かな収穫、健康をもたらすといわれているんですって。
https://www.instagram.com/p/BC-xzTEraz-/
【日本のアノ行事に似ているような……】
ウェブサイト「The Bohemian Blog」によれば、クケリがスタートするのは、だいたい早朝。コミュニティーによっては日が暮れてから行われるところもあるそうですが、共通しているのはクケリが各家を訪問し、無病息災を願ってパフォーマンスを行うこと。
ブルガリアの人々は、クケリについて「幼い頃は、ものすごく恐ろしい行事だと思っていた」と語るそうなのですが、この点、日本のなまはげと非常によく似ていますよね。
【いろんな衣装があるみたい】
ユーモラスでありながらもグロテスク。そんなクケリの衣装を作るのに、人々は1年もの時間を費やします。衣装のデザインもさまざまあるようで、眺めているだけでワクワク楽しい気分になっちゃう!
【検索してみよう☆】
インスタグラムのハッシュタグ「#kukeri」で検索するとその不可思議で魅力的な姿をたっぷりと堪能することができますので、気になった方はさっそくチェックを。知ればきっと、クケリの類をみない存在感に、強く惹かれてしまうこと必至ですよ。
参照元:The Bohemian Blog、Instagram(#kukeri)
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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