春を迎えてウキウキショッピング♪ シャツもスカートもワンピースも買っちゃおう~って、買って買って買った結果、クローゼットには袖を通してない服がいっぱい……なんていう女の子、少なくないのではないでしょうか。女性にとっておしゃれはとっても大切ですが、自分と洋服の関係、ちょっと見直してみませんか。

絵本作家・どいかやさんの新刊「服を10年買わないって決めてみました ~買わずに楽しく絵本作家のシンプルライフ~」は、10年間、服を買わないチャレンジをした記録。その結果、見えてきたこととは!?

【大掃除をきっかけにチャレンジスタート!】

どいさんは、小さな姉妹のお話「チリとチリリ」シリーズ、アイヌの昔話「ひまなこなべ」などを手がけている人気絵本作家。そんな彼女がチャレンジを始めたのは10年前の大掃除。「山ほど服を持っているのにまだ服を買い続けている。衝動買いしたまま着ていない服もあるし……。来年から、とりあえず10年服を買わないチャレンジをしてみよう」と決意したそうです。

【買わなくてもある服で楽しく過ごす工夫】

チャレンジを始めて2~3カ月、気がつくと服を手に持ってレジに並んでいたことがあったそう。今まであまりにも無意識に服を買っていたのかも……と少し怖くなったそうですが、「服を買えない決まりになってたんだ」と思うと、あっさり諦められたとか。

その後は、ステキな服を見かけると、今ある服のなかで似たようなものを持っていることを思い出して、コーデを考えたり、服のお直しをしたりするように。

そして5年ほどたったころには、同じ町に住む友人たちと手芸クラブを結成。まわりの人たちとの時間を楽しみながら、お直しを続けていくうちに、どいさんの服のリフォームを見た近所の人たちとのコミュニケーションも生まれ、意外な輪も広がっていったということです。

今ではどいさんは「丁寧にシンプルに楽しんで暮らす」ことに喜びを感じているそうです。

【マイルールを決めるといいかも!】

「洋服を10年買わないなんて信じられない」という人が多いと思いますが、今ある服を活用すればできないことはないということですね。とはいえ、1枚も買わないのは正直難しい……。でも、「1年に3着まで」など買う枚数を決めたり、手持ちの服をできるだけ活用したり、と自分なりのルールを決めて服を大切にすることはできそうですね。

どいかやさんの「服を10年買わないって決めてみました ~買わずに楽しく絵本作家のシンプルライフ~」は税別1300円で、白泉社から発売中です。新生活や引っ越し、衣替えなどで洋服の整理をする人も多いこの季節。たくさんの服を前にちょっと困っている人は、どいさんのチャレンジ、参考にしてみてはいかがでしょうか。

参照元:白泉社プレスリリース
執筆=シナモン (c)Pouch