東京タワーをじっと見つめている、美しい横顔。ふーっと深いため息をついていたのは、女優の広瀬すずさんです。
広瀬さんが出演したのは、2017年5月20日よりオンエアが開始される「ファイブミニ」の新CM『恋よりセンイ。』篇。映画『海街 diary』の是枝裕和監督と再びタッグ、本人役を演じ切る等身大の広瀬さんに、気がつけばつい見惚れてしまいます。
【美しすぎるスッピンにうっとり】
高校を卒業して、社会人になった広瀬さん。仕事から帰った後、電話で故郷の友人に卒業式の様子を聞いているその顔には、丁寧なお化粧がほどこされています。
「あ、やべっちも来てたんだらー?」
「へー、いいなあ、なんか楽しそう」
「すごくないけん、全然」
化粧をした顔は大人っぽいけど、友人と話すことですっかりリラックスしたのか、ところどころ方言が混じります。そして、表情はあどけなくて無邪気。ところが電話を切り、化粧をすっきりと落とすと様子が一変。スッピンで東京タワーを見つめる姿には、どこかアンニュイなムードが漂っています。
【表情からさまざまな胸中がうかがえます】
広瀬さんがこのとき抱えていたのはきっと、漠然とした寂しさと頑張り続けることへの葛藤、そして前を向かなければという決意。胸をかけめぐるさまざまな思いが自然とにじみ出てきているかのようで、東京で孤軍奮闘してきた自分の姿と重ねてしまう人も、少なくないでしょう。
【広瀬さん「是枝監督はお父さんのような存在」】
『海街 diary』のチームが集結したというCMの撮影現場を、広瀬さんは「ホーム」と表現。「自分がそのままCMに出ているというのが、恥ずかしいというか、でもすごく面白い体験でした」と、感想を語っていたようです。
広瀬さんいわく「お父さんのような存在」だという是枝監督も「いい横顔が撮れたと思います」と一言。YouTubeには15秒篇、30秒篇、60秒篇と全3パターンが公開されているのですが、どれも “是枝節” がさく裂しており、特に60秒篇はまるでショートムービーのようです。
【CharaさんによるCM曲も要注目ですよぉ!】
実際にバスケットボール部に所属していた広瀬さんのイメージに合わせてインテリアにバスケットボールを採用しているところなど、細かな演出にもぜひご注目を。
ちなみにバックに流れるCM曲、Charaさんによる『Sympathy』は、今回のために書き下ろされたのだそうです。なにもかもがぜいたくすぎる「ファイブミニ」新CM、この春から新生活を始めた人にも、社会人歴が長い人の心にも響きそうですね。
参照元:プレスリリース、YouTube
執筆=田端あんじ(c)Pouch
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