女性はメイクによって、どんな自己表現をしている?

カネボウ化粧品が、東アジアを中心とした7都市で「女性のライフスタイル調査」を実施し、非常に興味深い調査結果を公開しています。

調査対象となったのは、東京、北京、上海、台北、バンコク、ソウル、ニューヨークに暮らす18歳から34歳の女性各149~155名(東京のみ307名)。

合計1219名の女性たちに「社会の中での女性」「なりたい人物像 」「メイクの実態」について聞いてみたところ、メイクに対する姿勢やライフスタイル、女性としての理想像などが、ハッキリ明確に分かれていることがわかったのです。また同時に、国が今どんな状況下にあるのかも、うっすら見えてくるから面白い~!

【メイクに力を入れるときが国によってハッキリ分かれてるっ!】

わたしが興味をそそられたのは、「最もメイクに力を入れるタイミングは?」という質問です。これに対しバンコクと北京で最も多かった答えは、「仕事に行くとき」

ソウルは「デートのとき」、そして東京の女性は「同性の友人と遊びに行くとき」だったよう。各国の女性たちが抱いている価値観を感じられるといいましょうか、何を大切にしているのか如実にわかる質問なのではないかと思いました。

【ソウルの女性と東京の女性、異なるタイプのように思えるけれど…?】

そしてもう1つ興味深かったのは、「メイクをする意味は?」という質問。「身だしなみのため」という答えが1番多いなか、ソウルの女性は「欠点カバー」と「自己表現」のためにメイクをしていると答えているんですよね。

さらに「生活満足度」を見ると、価値観の違いはもちろんのこと、国の状況までもが透けて見えてきます。

「仕事に行くときにメイクに最も力を入れている」と答えていたバンコクの女性たちの生活満足度は高め。一方、ソウルと東京の女性は生活満足度が低めだったのです。

スタイルをしっかり確立させ自己主張し、恋愛に重きを置くソウルの女性。片や、同性の友人の目を最も意識し、プライベートのおしゃれのためにメイクを楽しむ東京の女性。タイプが違うように見えてもどちらも共通の悩みがあるということでしょうか。

【メイクに1番時間をかけるのはソウル】

また最もメイクに時間をかけるのは、ソウルの女性たち。使用アイテム数も7カ国の中で最も多くなっています。

一方で東京の女性たちはというと、持っているアイテム数は多いものの、かける時間は最も少ないというから驚き!

またプライベートではすべての都市で7割以上の女性が楽しんでメイクをしている一方で、仕事のメイクでは、プライベートと比較すると楽しみ度合いが低下。他国と比べて、東京とソウルは特に低くなっていることがわかりました。これは、もしかしたら、生活満足度の低さとも少し関係があるのかもしれません。

カネボウ化粧品は、調査結果から導き出した各国の女性像をイラストと文で示し、イメージとして表分けしています。興味のある方はぜひ、こちらも細かくチェックしてみてくださいね。

参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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