まるで液体のようになめらかに、流動的に動く砂。実に奇妙な現象ですが、一定の方法で砂の中へ空気を送り込んでいるだけなんですって。

容器に入れた砂へ、下部から空気を送ります。すると次の瞬間から砂の表面がコポコポと動いて、液体のようになっちゃうから不思議!

ボールやおもちゃなどを置いておくと、まるで水の上にプカプカ浮かんでいるかのような動きを見せてくれるし、砂を手ですくいあげる動作は “水やお湯をすくっている” ようにしか見えません。

【そうだ! かわいい甥っ子達のために砂風呂を作っちゃお☆】

細かい粒子で金属などを覆う「パウダーコーティング」の現場でも採用されているというこの現象を利用して、小さなプールサイズの “液状砂風呂” を作ってしまったのは、元NASAのエンジニアで人気ユーチューバーのマーク・レバー(Mark Rober)さん。

「甥っ子たちにサプライズを仕掛けたい」と動画で語っていたけれど、そういやこの方、以前も甥っ子たちに好かれたいがためにオモシロ実験やってたな……。

んもう、どんだけ甥っ子たちのことが好きなの! ホント、いい叔父さんですよね~!

【大量の砂の中に入った感想「動けないし重い」】

小さな穴を空けた塩ビ管を大きなバスタブの底へ張り巡らし、空気を送るためのでっかいボンベを用意。大人の力を結集して作り上げた “液状砂風呂” の出来栄えに、マークさんも満足そうです。

甥っ子たちに披露する前に、自ら砂風呂の中へ入ったマークさん。

空気が送り込まれて、砂が液体のように動いていたときはよかったのですが、空気をストップし、砂の動きが止まるや否や「動けない。重たいブランケットで全身覆われているみたい」とこぼしていたのが印象的でした。いくら液状に見えても、砂は砂。そりゃ重いでしょうねぇ(笑)。

【サプライズ、大成功ですっ】

さて、なんにも知らないで砂入りバスタブの前にやってきた3人の甥っ子たちは、おもむろに砂いじりを始めます。しかし突然、砂がポコポコと湧き上がってきたからビックリ! ついでに砂の中に隠れていた叔父さんまで飛び出してきたから、二重にビックリ~!

だけど叔父さんのサプライズだと気がついてからは、みんなが笑顔に。仲良く水着に着替えて、水遊びならぬ “砂遊び” を心行くまで楽しんだのでした。飛び込んでみたり潜ってみたり、まるでプールみたいに遊んでいます。こんな人が親戚にいたら、毎日飽きないだろうな~~~!!

参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼動画後半では、この現象を科学的側面から解説してくれています(英語です)