日本時間2018年1月8日、アメリカ・ロサンゼルスで「第75回ゴールデン・グローブ賞 授賞式」が開催され、世界中から注目が集まりました。
受賞した作品もさることながら、同時に焦点が当てられたのは、出席者の服装です。
いつもは色とりどりできらびやかなドレスが会場を埋め尽くしているにもかかわらず、今回は黒一色。女性のみならず男性たちも黒でキメておりまして、強い団結の意思が見てとれました。
【なぜみんな「黒」を着ているのか】
名だたる俳優や映画関係者たちが、そろって黒いドレスや衣装を着た意味。それは映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏のスキャンダルをきっかけに広がった、ハリウッド業界のセクハラ問題に由来しています。
「セクハラ反対」「性差別撲滅」を訴える意思を表示するために、黒をまとって授賞式に出席。アフリカ系アメリカ人女性として初めて「セシル・B・デミル賞」を受賞したオプラ・ウィンフリーさんによる女性の人権平等を訴える力強いスピーチも、話題になりました。
また「映画業界に潜むセクハラ問題や不平等に終止符を打とう!」という思いの元、現在急速に広まっている「TIME’S UP」運動にちなんで、このメッセージが書かれたピンバッチを男性陣が着用していたのも印象的だったことの1つ。
ハリウッドの老若男女が一致団結して声をあげ、身をもって意思を示す姿はかっこよく、またうらやましくも思えます。
【ブラックドレスの多様性にビックリ&うっとり♡】
そういった意図とはやや反するのですが……。運動に感銘を受けると同時に、女優さんたちの格好を見て「ブラックドレスってこんなにもバリエーションがあるのか!」と驚かされましたし、ブラックドレス好きとしましてはなかなかの “眼福” だったんですよね~!
【ドレスだけでなく男性陣の黒タキシードも素敵なんです】
ゴールデン・グローブ賞の公式インスタグラムやハッシュタグ「#goldenglobes」では、様々なデザインのブラックドレスを見ることができます。
「リミテッドシリーズ / テレビムービー」部門で最多4部門を受賞した作品『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』の関係者だけでも、シンプルなベアトップのロングドレスにワンショルダーのロングドレス、またレーシーなディティールが繊細なドレスなど多種多様!
女性陣だけでなく、黒いタキシードに身を包んだ男性陣のスタイルにもそれぞれ個性があって、今後、フォーマルな場でのファッションの参考になると思った次第です。
というわけで運動の背景はもちろん、ファッション自体にも注目してみると、また別の視点で楽しめますよ♪
参照元:プレスリリース、Instagram @goldenglobes、Instagram #goldenglobes
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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