額におさめられた色とりどりの珊瑚。これらはすべて紙から作られたもの。フランスを拠点に活躍するペーパー・アーティスト、ヒッポリュテー(Mlle Hipolyte)さんの作品「Coralium」はとても精巧ですが、機械ではなく、すべて手作業で紙を切ったというので驚きです

海外サイト「Bored Panda」によれば、切り取った紙で作り上げた「Coralium」の大きさは横2m × 縦1mとビッグサイズで、完成までに4カ月もかかったそうなんです。

【機械を使わず「手作業で切った」だなんて信じられない…!】

作品作りを通して珊瑚に興味を抱いたという、ヒッポリュテーさん。

完成した珊瑚はビビッドな色合いが美しく、それぞれ丸かったりトゲトゲしていたり花のようなかたちをしていたりと、個性豊か。すべて手作業とは思えないほどにフォルムが精巧で、画像を拡大して見入ってしまいます。

【紙なのにイキイキして見える】

しかし無機質な感じは一切なく、どことなく温もりを感じるんです。

人間の顔が1人ずつ違うように、珊瑚の表情も1つずつ違うから、そこに「命」を感じてしまうのかも? 一見すると本物の珊瑚と見間違えてしまいそうなくらいにイキイキとした存在感を放っているのは、手作業ならではなのでしょうか。

【他の作品も素晴らしく良いので見てほしい】

ヒッポリュテーさんの公式サイトとインスタグラムに過去の作品が公開されているので、興味を持ったという方はぜひチェックを。

ちなみに珊瑚だけでなく、鳥やキツネなどの動物たちや紅葉した葉っぱなど、自然モチーフの作品が多数制作されているので、こちらも必見です。特に、羽の1本1本が立体化している原色の鳥たちには、目を惹きつけられるう! 珊瑚の作品同様、惚れ惚れしちゃう美しさですよ♪

参照元:HipolyteInstagram @mllehipolyteBored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch