イタリア・ミラノにて、現地時間2018年2月20日から26日まで開催されていた、ミラノファッションウィーク2018。

25日にショーを開催したのはドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)で、なんとランウェイにはモデルの代わりにバッグを持ったドローンが登場。会場を大いに沸かせていたようなんです。

【会場アナウンス「Wi-Fiをオフにしてください」】

海外サイト「The Cut」によると、ショーの観覧に訪れた人たちは、会場へ到着時にWi-Fiをオフにするよう求められたそう。

インターネットを通じて仕事する人にとっては死活問題だったようですが、まだオフにしていないユーザーの名前が会場のスピーカーで呼び出され、ショーはなかなか始まらなかったようです。こうなったらもう、どんな人でもWi-Fiをオフにするしかありません。

【ドローン軍団が華麗なるオープニングを飾る】

約45分待って、観客全員が “Wi-Fiオフ” になった後、ようやくショーはスタート。

扉が開くと、黒、赤、白のハンドバッグをぶら下げたドローンが一体ずつ登場。一糸乱れぬ動きで、ランウェイをウォーキングならぬフローティング(浮遊)します。

研究室の白衣のようなコスチュームを着たスタッフが見守る中、ドローンたちは最新デザインのバッグを魅せる役割をきっちり果たし、観客の心をあっという間にわしづかみにしたのでした。

【YouTubeでショーを観覧できるよ】

ドローンのモデルたちによる、華麗で革新的な幕開けの後には、通常のファッションショーどおりモデルたちが登場。「Fashion Devotion(ファッション献身)」をテーマに掲げた今回のショーには、天使や悪魔、十字架など宗教的要素を盛り込んだスタイルが並びました。

当日の模様は、ショーを訪れた人たちがSNSで拡散したことで、広く話題となったよう。YouTubeにはショーの様子をとらえた公式映像が投稿されているので、さっそくご覧になってみてはいかがでしょうか。

【ドローンの活躍の場が広がる】

それにしても……ドローンがファッションショーに出る時代が来るとは! 平昌オリンピックの開会式や閉会式でも大活躍していましたし、今やショーという場には欠かせないアイテムなのかもしれませんね……!

参照元:YouTubeInstagram @dolcegabbanaThe Cut
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼登場するなり会場を魅了したドローン軍団

▼ツイッターには観客からの投稿も