訪問先に持参する “おもたせ” は、美味しさはもちろん見た目の美しさなど、さまざまなセンスを問われるものだと思うんです。

新たな “おもたせ” を探そうとある日インターネットを眺めていたところ、目に飛び込んできたのは岡山県に店舗を構える「つるの玉子本舗(つるたま)」のマシュマロ和菓子なるもの!

なんでもこの和菓子は、「マシュマロと和の素材との融合、経験したことのない食感、そして見た目の美しさを徹底的に追及」した品らしく、一口サイズの「表裏マシュマロ」に、マシュマロに餡を練り込んだという「和マシュマロ」。さらには「マシュマロ饅頭」と、さまざま。

【マシュマロ羊羹とは…!?】

その中でも興味をひかれたのは、「重- ju マシュマロ羊羹(ようかん)」という名の和菓子(以下、マシュマロ羊羹)。名前そのまま、マシュマロと羊羹という2つの異なる素材を組み合わせた商品で、羊羹は甘さ控えめで軽くさらっとした食感に仕上げているのだとか……。

シンプルな色合いや食感の面白さ、そして税込み972円という値段の手ごろさ。どこをとっても “おもたせ” には最適だと思ったので、さっそくお取り寄せして食べてみました。

【マシュマロがキラキラ輝いていてすっごくキレイ!】

「マシュマロ羊羹」にはマシュマロ×ようかん」、「木苺マシュマロ×白ようかん」、「かぼちゃマシュマロ×抹茶ようかん」の3つのフレーバーがありまして、その中から今回はもっともスタンダードな「マシュマロ×ようかん」をチョイス。

届いた箱は縦約14cm×横約5cmほどの大きさで、ゆっくりと封を開けると、たったいま降り積もったばかりの雪のようにキラキラしたマシュマロの白が、目に飛び込んできました。

【シンプルなバイカラーがシャレオツなのです】

羊羹はマシュマロと羊羹の2層になっており、マシュマロは上。マシュマロを下で支える羊羹は、ほんのりあずき色を帯びた上品な色合いをしています。パッケージといい実物といいシンプルかつ洗練されていて、見た目は100点満点~っ!

【マシュマロの弾力がスンゴイ】

肝心の味を確かめてみようと、包丁を入れると……。マシュマロがぷにぷに! ふわふわしているだけでなく、もちもちと弾力があって、びよ~んと伸びる様はまるで “おもち” のそれです。

そして口に入れたときの食感は今までに体験したことのないもので、マシュマロが持つぷにぷにと、羊羹が持つなめらかでしっとりとした舌ざわりが交互にやってきます。

【全体的な印象は「甘さ控えめ」だけど…】

羊羹の味自体は “甘さ控えめで軽い” 感じ。甘党ではないわたし的には「この羊羹だけ食べてみたい!」というくらい好きな味でした。

一方のマシュマロの甘みは、やや強め。そのためどちらが最後に口の中に残るかで甘さの印象が変わる気がします。

【味は予想どおり→でも食感が予想外!】

味の感想を率直に言うと、「だいたい予想どおり」。「羊羹とマシュマロを組み合わせたら、こんな味になるんじゃないかな?」という想像の域は出ませんでしたが、上品な甘みが好印象で美味しかったです。

ただし食感だけは想像を超えておりまして、マシュマロの存在感がとにかくインパクト大だったんですよね。マシュマロと羊羹が組み合わさることで生まれる “ぷにもち&ねっとり” 食感は他に類を見なく、非常に珍しいので、みんなをあっと言わせる “おもたせ” として打ってつけだと感じました。

この次は他の味もためしてみようっと♪

参照元:「つるたま」ONLINESHOP
撮影・執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼合成着色料、人工甘味料、香料、保存料、安定剤は使用していないそうです~