旅先での楽しみの中で、大きな割合を占めるのが食事。朝ご飯だって、ホテルで済ませるよりは、おしゃれなカフェや噂のお店に行きたいな〜なんて気持ちになるものですよね。
ところがこのGWに北米を旅した私は、せっかくカナダやアメリカまで来たにも関わらず、ほぼ毎朝ホテルで朝ご飯を食べていました。
その理由は……ホテルのモーニングビュッフェに「自分で作れるワッフル焼きマシーン」があったからです。
【自分でワッフルを焼いて食べられる!?】
最初の朝、モーニングを食べるために訪れた場所は正直あまり魅力的に見えませんでした。コーヒーやジュースなどの飲みものは充実していましたが、あとはパンかシリアルか、ヨーグルト。
温かい食事として用意されているのはベーコンと卵焼きだけ……食べるの大好き星人としてはちょっと物足りないなあと思っていたときに、ふと目の端に飛び込んできた機械。
こ、これは……自分でワッフルを焼いて食べられるマシーン!?
はじめての出会いにソワソワしていると、2台並んだワッフルマシーンのうちの1台からビープ音が。どうやら出来上がりのサインらしく、やってきた人が鉄板をカパッと開いてワッフルを取り出し、鬼のように生クリームをかけて、席へと戻って行きました。
なにそれ、私もやりたい!!!!!!
【めちゃくちゃ楽しくておいしい】
イマイチ使い方がわからないのでキョロキョロしていると、鉄板の下に作り方が。ふむふむ。まずはディスペンサーから生地をカップに入れ、それを鉄板に流し込んで裏返す。2分経ったら出来上がり……えっ、それだけ?
というわけで鉄板にワッフル生地を流し込みますよ〜。備え付けのカップサイズどおりに生地を注ぐと、ワッフル型にちょうどいい量になるみたい。
そうして待つこと2分。カパッ!
いぇえええいぃえい! 初めてでもキレイに焼けてるぅうぅぅ! たんのすぅぃいいぃ!!
できたぁ! という感激でもう、テンションが一気に爆上がりです。こうなったら現地にならってカロリーも過剰摂取しますよ。バターとシロップと生クリーム全部のせだコンチクショウ!
で、肝心のお味はというとですね。
おいしい……。
めちゃくちゃ美味しいんですよ。日本で食べたことのあるワッフルとは全然違って、まず外側がサックサク。中も、モチモチというほどではなくフワッとしていて、全体的にものすごく軽い食感なんです。うっかり2枚目を焼きに行くほど。
このワッフルが、一気にマイベストお食事スイーツの座をかっさらっていきました。は〜、思い出しただけでも食べたい!
【日本でこの味は作れないのか】
カナダでもアメリカでも食べたホテルモーニングのワッフル。不思議なことに、ロケーションが違ってもまったく同じ味に仕上がっていました。
地元ネタで恐縮ですが、サクサクの食感や後味が、どことなく兵庫の炭酸せんべいを思わせるのです。ベーキングパウダーより重曹を多めに使っているのか、それとも生地を作るときに炭酸水を使っているのか……。
気になって調べてみたところ、ワッフルマシーンはカナダでもアメリカでも同じ「GOLDEN MALTED」というブランドの鉄板を使っていました。このメーカーが、生地の元となるワッフルミックスも販売しているので、どちらのホテルでもそれを使っていたのかも?
だとしたら、日本で手に入れば、同じ味のワッフルを食べられる! そう思って検索してみましたが、残念ながら今のところ、GOLDEN MALTEDのワッフルミックスを販売しているお店は見つかりませんでした……。
ただ、GOLDEN MALTEDの味を再現しようとしているワッフルレシピはいくつか発見したので、そのうちトライしてみようと思います。
その前に、ワッフル焼き器を入手しないとだ〜っっ!
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch
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