2018年6月18日の午前11時過ぎ、フランス・パリを走る高速郊外鉄道RERの車内で男の子が生まれました。鉄道会社はこれを祝福して、「25歳になるまで無料で電車に乗れる」権利という、素晴らしい贈り物をしたようなんです。

出産に立ち会ったRERの社員は、鉄道会社のブログで「幸福な50分間だった」とコメント。

スタッフだけでなく居合わせた乗客たち、そして救助隊員たちが全員一丸となって協力したことで、女性は無事に出産。その後は病院に運ばれて、母子ともに健康だそうです。

【誕生した瞬間に乗客たちが祝福!】

出産のために電車が停車したのは、オーベール駅。乗客の多くは、ここで電車を降りたといいます。

女性が出産した瞬間はまさに幸福に満ち溢れていたようで、赤ちゃんが取り上げられるや否や「ブラボー!」と声があがり、駅のホームは拍手に包まれたのだそう。

また海外サイト「NBC2」によると、「予想外の赤ちゃん誕生」のニュースは駅の電光掲示板にも表示されたらしく、多くのパリジャン・パリジェンヌがこれを祝福したということでした。

【完璧なチームワークだったみたい】

鉄道会社のブログにも喜びがあふれていて、「本当に美しい瞬間だった」「もう1度言います、おめでとう!」という言葉とともに祝福ムードでいっぱい。

出産間近の女性が予想外の場所で産気づくことは、ままあるもの。今回の場合、それがたまたま電車内だったわけで、非常に珍しいことだといえます。

だけど居合わせた人たちの、見事なチームワークによって、尊い命が誕生したことを想像するだけで、感動で胸がいっぱいになってしまうわ……!

参照元:RERブログTwitter @RER_ANBC2
イメージ画像:sweetsholic
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼無事に生まれて本当によかった~!