海外で生活すること。旅行とは、ひと味もふた味も違ってくるものです。文字通り「生活」をしていかなければならないのだけれど、自分の国では当たり前のようにできていたことが、外国だと勝手の違いに戸惑うことも。

今回は、日本に長期滞在するアメリカ、フランス、フィリピン、スイス、インドの友人たちから寄せられた、日常生活で実際に直面して困った「どうしたらいいかわからない」ことをご紹介します。

【日本で暮らすみんなの困ったことって?】

・購入した服のサイズが合わなかった。返品したいが、日本の返品システムってどうなっているの?(アメリカ人男性)
→未使用品に限り、レシートと一緒に持っていけば返品可能。アメリカの返品システムはもう少しゆるやかなので、日本のシステムは厳しく感じるかも。

・定期券の買い方が分からない。(フランス人男性A)
→定期は外国で買おうとするとよくわかんないですよね……。

・突然の肌荒れ。皮膚科に行きたいが日本ではまだ病院に行ったことがないので不安。症状を日本語で伝えられるだけの語学力もないし……。(フィリピン人女性)
→病気はたしかにどう伝えていいのかわかんない。これは海外で暮らすときに怖いなー。

・ビザの更新にあたり収入証明書が必要なのだけれど、どうしたら?(アメリカ人女性)
→収入証明書! これは確かに複雑そう。ほかの国では求められないのかな?

・ドラッグストアへ行ったが、水虫用の薬がどれか分からず困った。(フランス人男性B)
→病気もそうだけど、ドラッグストアでほしいものをゲットするのも異国だと大変そう! しかも水虫だなんて!

・スーパーにはお米の種類が多く、選び方が分からない。どれも一緒に見えるんだけど……。(スイス人女性)
→これはほんとうにごめんなさいというか、しょうがないというか。「こしいぶき」「こしひかり」「ひのひかり」のどれがどうでどう違う、なんてもうわからなくて当然です。

・眉毛を整えたいが、糸脱毛を行っているサロンは東京にないかしら?(インド人女性)
→糸脱毛を異国で探し当てるのも大変そう!

・自分に合うサイズのコンドームがない。どこで取り扱ってる?(フランス人男性C)
→ごめんねそれは知らないよ!

【困ったときはどうするの?】

以上、実際に持ちかけられた相談でした。私自身も海外生活が長いため、みんなの直面する苦労が分かります。

解決方法はというと、病院やドラッグストアなどについていって症状を説明をしたり、返品や定期購入、収入証明書の発行に関しては説明を紙にメモしてそれを係の人に渡させたり。

ちなみに一番最後に挙がった「困ったこと」は、多くの欧米人男性がお悩みの模様。「コンビニやドラッグストアには置いていない」のだそうですよ。そんなに違うものなのですか……。

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外国人が日本で直面する困ったことの多くは、私たちが海外で暮らすことになった際に苦労することでもあります。

彼らがどんなことで苦労しているかをよく聞いておき、解決のお手伝いをしておくと、将来外国で暮らすことになったときその経験が大いに役に立ってくれると思います。

取材・撮影・執筆=sweetsholic