現在、海外在住の私。年の瀬になると、欧米人の友人から「今年のクリスマスは、帰国しないの?」という質問をよくされます「なんで、あえてクリスマスに帰国? 年末年始だったら分かるけど……!」と、不思議に思いますよね。

クリスマスはキリスト教徒にとって1年でもっとも大切な日で、家族や親戚と食事を楽しみ、みんなでのんびり過ごすのが定番。つまり、欧米人にとってのクリスマスは、私たち日本人にとってのお正月のようなものなんです。

だからでしょうか、外国人の友人たちに、日本のクリスマスについて話すと「えっ!」と驚かれることがしばしば。何がそんなに意外なの? というわけで、今回は海外の友人たちに、日本のクリスマスをどう思うか聞いてみました

【日本のクリスマス、どう思う?】

イギリス人男性:カップルで過ごすロマンチックな日なんだってね! 欧米のバレンタインみたいなものかな? 文化の違いは面白いね。

イギリス人女性:日本のクリスマスにはフライドチキン、または甘辛の鳥もも肉を買う人が多いんですってね。クリスマスにフライドチキンという発想はどこから? ところで、日本は24日のイブがメインみたいだけれど、イギリスではクリスマスは25日に祝いますよ。

フランス人男性:美しいイルミネーションを眺めながら、恋人同士で過ごす甘美な日本のクリスマス。フランスのクリスマスとは全然違うけれど、ロマンチックで素敵だなと思うよ。

アメリカ人男性:フライドチキンを食べて過ごす、カップルの日だよね? アメリカでは家族そろって七面鳥を食べるけれど、日本だと七面鳥は手に入りにくいんだろうね。フライドチキンはその代わりなのかな?

中国人女性:中国はもともとクリスマスを祝う習慣がないからか、若い人たちは、カップルで過ごす人が多いですね。レストランで食事をして、プレゼント交換をして……ロマンチックな1日です。日本も同じだなんて、びっくり!

【欧米は家族の日、アジア圏はちょっと違う】

「日本のクリスマスは、バレンタインみたい」「カップルとフライドチキンの日」と言う意見もあるように、欧米諸国から見ると日本のクリスマスは、欧米の文化を取り入れつつも、独自の進化を遂げているように見えるみたいです。

また、お隣の中国でも、日本と同じくカップルで過ごす日というのはちょっと意外でした。キリスト教徒の少ないアジア圏では「クリスマスはお祝いしない」という国もあるので、欧米人のそれとは感覚が違うのでしょうね。

そんな小ネタを頭の隅に置きつつ、どうぞ楽しいクリスマスをお過ごしください。メリー・クリスマス☆

取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch