南フランスより、ボンジュール! こちらで暮らしていると、驚くことがいっぱい。日本では知ることのなかった事柄が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!
そんなわけで、南仏暮らしの中で見つけた、おもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪
本日はフランスで生活して驚いた「フランスのクリスマス」のお話です。アムールの国だけに情熱的な時間を過ごすかと思いきや、ちょっと違います。
【あれれ? 全然、ロマンチックじゃないぞ?】
フランス人にとっても、一大イベントのクリスマス。でも、恋人がいないと寂しく感じる日本のそれとは、だいぶ雰囲気が異なります。
というのも、こちらのクリスマスは、全くもってロマンチックではないから……です。
ひとりで見ると切なさが込み上げてくる幻想的なイルミも、街中でイチャイチャするカップルを見かけることも、ここ南仏ではほとんどありません。
【クリスマスは誰と一緒に?】
それじゃあ、フランス人はクリスマスを誰と一緒に過ごすっていうの!?
正解は、“親族と過ごす”です。
これは小さな子どもがいる家庭に限った話ではなく、恋人がいる年齢層の人たちも同じ。つまり、国民のほとんどが親族でクリスマスを迎えるのです。
クリスマスを家族や親戚と過ごすって、全然ロマンチックじゃないでしょ!?
【クリスマスの過ごし方】
さて「親族と過ごすクリスマスとは、なんぞや?」と、疑問に感じた人もいることでしょう。
フランスを含むキリスト教圏では、“クリスマス=イエス・キリストの生誕を祝う日”とされているため、本来はとても神聖な日。敬虔なクリスチャンであれば、24日の真夜中に礼拝に出かけます。
こちらでは25日は祝日となっていて、イブの夜やクリスマス当日は、家族や親戚と飲み食いしながら、まったり過ごします。フランスのクリスマスは、まるで日本のお正月のような雰囲気なのです。
恋人を実家に招待して、親族と一緒に過ごすことはあっても“イブやクリスマスを二人きりで”というのはほとんどありません。
【プレゼント交換もするよ☆】
プレゼント交換も、フランス人が楽しみにしているクリスマスのイベントのひとつです。これも親族で行います。
今年はコロナ禍の影響もあり、大人数で過ごせない家庭も多いのですが、例年は集まる人数分のプレゼントを用意。
だから、クリスマスは出費がかさむ時期でもあるんです。この原稿を書き終わったら、義理の両親や、親戚家族のプレゼントを買いに行かないと……。
撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch
コメントをどうぞ