南フランスより、ボンジュール! こちらで暮らしていると「え、そんなことするの!!」「マジですか!?」と、驚くことがいっぱい。
日本では知ることのなかったフランスの生活習慣が、日常のあちこちに転がっています。それはもう、ネタの宝庫!
そんなわけで、南仏暮らしの中で見つけた、おもしろいことや意外なモノをどんどんお伝えしていきます♪
本日はフランスで生活して驚いた「フランス人が年末年始に食べるモノ」についてのお話です。
【フランスの年末年始の料理】
私たち日本人の年末年始に年越しそばやおせちが欠かせないように、ここフランスにも、ホリデーシーズンならではの食べ物があります。
クリスマスから年末年始にかけてよく食べるのは、生牡蠣などのシーフードにフォアグラ、鴨やウサギなどのジビエ料理。食後(デザートを食べたあと!)のチョコレートやマロングラッセなんかも、この時期ならではです。
フランス人の夫曰く「日本のおせちやお雑煮が地域ごとに多少変わるように、フランスも地域によって食べるものが変わってきますよ!」とのこと。
夫の家族は、海に面した北西部・ブルターニュ地方出身なので、シーフードが若干多めです。私が暮らしている南西部はフォアグラ産地に近いため、シーフードも食べますが、お肉中心。
それにしたって、これをひととおり食べるとなるとすごい量ですよね……。
【ビュッシュ・ド・ノエルを正月に!?】
ちなみに日本ではクリスマスケーキのイメージが強い、ビュッシュ・ド・ノエル。こちらではクリスマスだけでなく、お正月にも食べるスイーツです。
パティスリーはもちろん、スーパーでも年末年始のケーキ売り場を彩るのは、色んな種類のビュッシュ・ド・ノエル。
ケーキタイプのものだけでなく、アイス仕立てのビュッシュ・ド・ノエルも人気があります。そしてもちろん、美味♡
【冬といえばみかんもね!】
そして最後に忘れてはならないのが、意外にもみかん! こちらではクレモンティーヌと呼ばれる品種で、見た目も味もほぼみかんそのままです。
クレモンティーヌより少し大きめで、よりジューシーなマンダリンも人気がありますよ。
年末年始はご馳走を食べる機会が増えるので、食後のデザート代わりに、あるいは朝食時に食べたりします。
フランスなので、こたつに入りながら……というわけではないけれど、皮をむいてパクッ。みかんはフランスでも親しみのある果物なんです。ちょっと意外ですよね!
それでは、みなさん、ボン・フェット(Bonne fête/よいお年を)!
撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch
▼年末年始のお料理のアイデアが掲載された、2020年冬・仏スーパーの広告
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