ありのーままのー姿見せるのよ~……と少し前のヒット曲から始めてしまいましたが、これ、なんの話かというと『アナと雪の女王』ではなくインスタグラムの話。
先日、20代前半の女子と話していたところ、SNSにアップする写真について「過剰な加工はもう好きじゃない」なーんて発言が飛び出したんです。でもこれ、なにも彼女だけに限ったものではなく、今インスタでは「加工なし」というハッシュタグがアツいんだとか。
風景でも自撮りでも、“画像はよく見えるように盛る” のが当世風だとばかり思ってだけに、これはなんとも意外。でも、なんで? どうしてこんなふうに若い世代の意識が変わってきてるんでしょうか?
【「#加工なし」が人気の理由】
彼女になぜ加工が好きじゃないのか理由を聞いてみたところ、「もったいないから」との答えが。……ん? もったいない? 何が!?
「きれいな景色が撮れたりメイクやダイエットをがんばったりしても、『加工したから』って見られるのが嫌で。それってもったいなくないですか?」
とのこと。なるほど~、言われてみるとわからなくもないかも。
画像加工のアプリが当たり前の今、誰でも簡単に素敵な仕上がりを演出できちゃうからこそ、ちょっとウソくささも出てきてしまう。だから、あえて加工しない画像のほうが新鮮味があって面白いし、なにより正直に思えるっていうのは、確かにあるかもしれません。
【ありのままが逆に新鮮!?】
実際、インスタグラムで「#加工なし」と何の気なしに検索してみると、58万件を超える画像が出てきました。それらを見ていて抱いたのは、「素朴な感じで安心できる」という感想。
先ほどの彼女やその友達の投稿が並ぶタイムラインの画像を見ていると、過剰な加工をしている感ゼロな写真ばかり! でもちゃんと可愛い写真やきれいな景色の写真も多くて、「加工なしのそのままの画像のほうが自然で素敵かも……」なんて思っちゃいます。
フィルタをかけたり補正したりの画像にそろそろ飽きてきたな~って方は、あえて「#加工なし」にしてありのままの魅力を伝えてみるのも大いにアリ。インスタやツイッターをやっている方は試してみては?
画像:Pouch編集部
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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