ノルウェー出身の24歳の女性、リタ・シンヌーヴェ・シャルマ(Rita Synnøve Sharma)さんは、独学でメイクを学んできたメイクアップ・アーティスト。
インド人の父とノルウェー人の母を持つリタさんは、自分のルーツを反映させた創造的なメイクで、コスメブランドNYX(ニックス)主催のメイクコンテスト「NORDIC FACE AWARDS 2018」で優勝を勝ち取りました。
そんなリタさんが新たに挑戦したのは、暗闇で光る塗料(UVペイント)と照明を駆使した、 “グロウ・イン・ザ・ダーク(Glow-In-The-Dark )” メイク。
インスタグラムには力作がずらりと並んでいるのですが、これはもはや、メイクというよりもアートの域……!
【もっとレベルを引き上げたい!】
アワードでの優勝にあきたらなかったリタさん。自分の芸術性をさらに引き上げるため、これまで誰もやってこなかったことをするためにはどうしたらいいのか考えた結果、このメイクへとたどり着いたのだといいます。
【照明の当て方にはコツがいるそうです】
その後、たくさんの練習と失敗を重ねて、ようやく納得のいくかたちができあがったというリタさん。
サイト「Bored Panda」に寄せた手記によれば、メイク技術だけでなく、照明の当て方にもコツがいるということを、経験から学んだそうですよ。
【メイクが心を救ってくれた】
そもそもリタさんがメイクを始めたきっかけは、10代から20代のはじめにかけて患っていた摂食障害。
辛い現実から気をそらすため、毎日何時間もYouTubeのメイクチュートリアルを観ては鏡の前で練習したそうで、気がつけば「メイクしている時間がいちばん安心できる」と感じるようになっていたとのこと。
もともと絵を描くのが好きだったため、自分の顔をもうひとつのキャンバスだと思って、メイクの腕を磨いたそうなんです。
【インスタが新しい扉を開くきっかけに】
そんなリタさんに、友人たちがメイクの腕を披露する場としてインスタグラムを薦めます。そこで美しいメイク画像を公開していったところ、数カ月でたくさんのフォロワーを獲得。
これで自信をつけたリタさんは、「NORDIC FACE AWARDS 2017」にエントリーします。それまで独創的なメイクにチャレンジしたことはなかったものの、結果は5位入賞! さらに腕を磨き続けて、翌年の大会ではついに優勝するに至ったとのことです。
【ホントにメイクが好きなんだなぁ~】
メイクを心から愛する気持ちと飽くなき探求心が、この先もきっと、リタさんをさらなる高みへと連れて行ってくれるに違いありません。
リタさんにしか作りえない独創的な作品の数々を、心ゆくまで、たっぷりとご堪能ください。
参照元:Instagram @ritaermin、YouTube、Bored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼ほんとに光ってる~!
▼「NORDIC FACE AWARDS 2018」で優勝したメイクはこちら /
オオカミとクジャクのモチーフは、それぞれ母と父のルーツや価値観をイメージしているのだとか
コメントをどうぞ