カナダ・ノースバンクーバーのスキー場、グラウス山。そのスキー場のリフトで起こった “ある事件” が、世界中で話題になっています。

なんと、リフトからすべり落ちそうになっている幼い男の子を、真下にいた5人少年たちが知恵を絞って救出したというのです……!

その様子が海外サイト「Global News」によってYouTubeに投稿されていました。

【8歳の子を助けたのは13~14歳の少年たち】

リフトからすべり落ちてしまったのは、わずか8歳の男の子。横に座っている父親らしき男性が必死にその少年をつかんでおり、動画には男の子が「助けて!」と叫ぶ声が……。

しかしその声はスキー場のBGMにかき消され、事態に気づいた人々はなす術もなく立ち尽くしていました。

ところがそのとき勇気ある行動に出たのが、ちょうどそのリフトの下にいた13歳から14歳の少年たち

彼らはなんとかして男の子を助けようと、立ち入り禁止場所などに使用されているネットや、衝突防止に柱に巻かれている緩衝材をかき集めます。そしてそれを両側から支え持ち、 “トランポリン” にしようと試みたのです。

【「信じて飛び降りてこい!」】

ぶら下がった状態の男の子に、少年たちはまず、スキー板を脱ぐように指示。その後

「僕たちを信じて飛び降りてこい!」

と叫びました。すると男の子は、言われたとおりに父親の手を離して落下! 少年たちによって無事にネットでキャッチされたのでした。

【ネットで称賛されています】

5人の若きヒーローたちのおかげで、男の子は無傷で済んだよう。しかし大事を取って、病院へ運ばれました。

機転を利かせて迅速に対処した少年たちは世界中の人々から絶賛されているようで

「真の英雄」
「親は彼らを誇りに思うべき」
「ちょっと泣いた。めちゃめちゃいい子たち」
「わたしは25年以上スキー場で働いてきたが、この反応の速さは歴代でも最速なんじゃないかな」
「一生涯使える(スキー場の)シーズンパスを贈呈する必要がある」

といった具合に、みなさん感心しきりでした。

【少年たちには「一生フリーパス」をあげるべき!?】

ちなみに……最後にご紹介したシーズンパスについてのコメントなのですが、実は今回ヒーローとなった少年たちは、スキー場を運営する会社の社長から感謝の意を込めてシーズンパスをプレゼントされる予定のようなんです。

このことを知った一部の視聴者が、「シーズンパスって、まさか1年だけじゃないよね。当然 “一生分” でしょ!?」と反応している様子。

たしかにこの少年たちがやり遂げたことを思えば、一生分のフリーパスをもらっても足りないくらいかも!?

とにもかくにも、男の子はもちろん、受け止める側の少年たちにも、ケガがなくって本当によかった~!

参照元:YouTubeGlobal News
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼本物のヒーローだわ!