先日LINE絵文字に「ドコモ絵文字」が登場したことをお伝えしましたが、このとき Pouch 編集部で話題に上ったのが、かつて流行った絵文字について。

現在30歳の百村モモが中学生くらいのとき(2002~2003年くらい)に流行したのは

「絵文字と顔文字を組み合わせて使う」

という表現法らしく、もうちょい上の世代のわたしにとっては馴染みがなくてビックリ! 他のスタッフも知らなかったようで、この際だから詳しく教えてもらうことにしたんです。

【つまりどういう表現の仕方なの!?】

そもそも「絵文字と顔文字を組み合わせる」とはどういうことなのか聞いてみたところ、

「既存の顔文字があるじゃないですか。その目の部分を “ハートの絵文字” に置き換えるとか、そういうことです」

とのこと。そのほか当時、百村の周りで流行っていた表現法を尋ねると、

・顔文字の口の部分を “唇の絵文字” に置き換える
・顔文字をオシャレに見せるよう “リボンの絵文字” などで装飾する
・牡牛座のマーク(12星座のシンボルマークのこと)を顔文字の目に置き換える

などで、このような表現法があったとは目からウロコでございました。なお百村いわく「文末は絶対に絵文字を使うのがマスト」だったそうで、当時は雑誌などでも特集されたほど有名だったみたい!

 

【なぜこのような表現法が生まれたのか】

このような表現法が生まれた背景には、

・絵文字だけを使うのは味気ない
・顔文字だけ使うのもダサい
・それなら組み合わせちゃえばいいじゃん!

といった考えがあったようで、やはり人間とは、 “欲求を発端に新しいものを生みだす” 存在なのだと実感した次第。

【作るのは「クソ面倒」らしい】

だけど……この表現法、パッと見た印象では作るのに手間がかかりそうに感じられます。そのあたりのことを尋ねてみたところ、

「今考えたらクソ面倒」

という答えが、間髪入れずに返ってまいりました。

それなのになぜ流行したのかというと、この “クソ面倒” な表現法よりもさらに面倒だった “ギャル文字” を使いこなしていた世代だったから!

ギャル文字を打ち込む作業よりもはるかにラクだったらしく、これを聞いておおいに納得しました~。

【面倒だから秒で廃れたそうです】

ちなみに……「絵文字と顔文字を組み合わせる」表現方法が流行ったのは、 “ほんの一瞬” だったそう。というのもその直後に “動く絵文字” が誕生して、「こっちのほうがかわいい!」「ラクチン!」と、もてはやされるようになったからなんですって。

まあ、どう考えてもラクなほうがいいですよね。わかる。

画像=(c)Pouch
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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