テレビや雑誌でサウナを見かけることも多くなり、ついにはサウナのドラマまでスタート! そんな中、最近忙しそうなサウナ女子パイセンから連絡が。
なんでもサウナのフェスが開催されるとかなんとか……。サウナでフェス? サウナの中でまさか音楽聴いて踊ったりするとか? いったいどんなお祭りなの?
私ちゃんも、いろんなサウナに通うようになってもう立派なサウナ愛好家、サウナーだよね。全国のサウナーたちが行きたい!と憧れるイベント「Sauna Fes Japan」にどうしても連れていきたいの!
と言われ、車で向かった先はなんと、長野県南佐久郡小海町! 会場の名前はその名も「フィンランドビレッジ」!
長野の八ヶ岳を一望する湖とコテージ、どこを見ても大自然が広がり、木と空と湖に囲まれた冷涼で静かな環境は、まさに日本のフィンランドって感じだね〜。
このイベントは、2015年から毎年3月7日(サウナの日)近辺にスタートしたもので、今年で4回目の開催よ。サウナ女子連載が始まる前にPouchでも取材していたんだよ!
湖と林に囲まれた大自然の中で、北欧のさまざまな本格サウナを楽しめる唯一無二のイベントなの。年々応募者が増えて、今年はなんと3日間開催! 600人の参加枠の抽選に3600人も応募があったらしいのよね。
いつのまにかサウナが大ブームになっていたとは……!
しかも、年々出店数が多くなって、フードやテントサウナの種類がかなり充実しているみたい。サウナは19個もあるって。進化してる!
19個ものサウナを楽しめる……!? 19セットもやったらもうリラックスどころかヘロヘロになりそう!
会場につくと、高台から湖と山脈を見下ろせる絶景。湖畔のコテージやログハウスも目に入る。本当にここは日本なの?
音楽堂を利用した更衣室へ案内されると、おしゃれなサウナグッズの物販に、化粧品やサプリの試供品、ポカリスエットまで配っている! もはや普通のフェスに近い……。クロークやセキュリティボックス、ドライヤーもあって、身軽な装備でサウナを楽しめる!
物販に惹かれつつ早速水着に着替え、フィンランドビレッジに降り立つ私達。
サウナカー(移動式薪サウナ)とテントサウナの数に圧倒されるわね。しかもそれぞれがまるで部族のように特徴的で、さながらサウナ版MADMAX……わかってもらえるかしら?
19のサウナに4つの水風呂とお風呂、そしてなんといっても湖! なんなんですかこの空間……
サウナもそれぞれ個性的なのよね。今日だけはセット数を数えることをやめて、心のおもむくままにサウナ漬けになろう!19種類もあるし、最初にそれぞれ少しずつ入ってお試しして、気に入ったのをリピートしても良いかもね。
先輩、さっそく大行列ができてるサウナがある!あれは?
あれは日本では珍しいスモークサウナね。石窯に薪を焚き、室内を燻しながら温めるスモークサウナは、本場フィンランドでもサウナの元祖と呼ばれているんだよ。
へー! 入ってみたい!あのナンバープレートがついてる謎のサウナ小屋は?
あっちにあるのは移動式サウナ(サウナカー)で4種類。全部車か、車で引いて運べるんだよ。
サウナなのに車とか謎! しかも1台だけ普通の車がありますよ。なんか窓から煙がモクモク出てるし、これは怪しすぎる……
サウナワゴンだね、後部座席がサウナになってるんだって!車として普通に運転できるみたい!せっかくだし入ってみる?
サウナワゴンは中に入ると思ったよりも熱くて、見知らぬ人と一緒に水着で車の中で蒸されているという不思議な状況に……。
テントサウナもたくさんある! 特に気になるのが黒くてかっこいいテントの軍団、ちょうど「空室」の札が。SaunaCamp.って書いてある!
サウナのアロマは「ローズマリー」「ヴィヒタ」などこだわってるみたいでとってもいい香り……そ、そして超絶熱い!他にもいろんなテントサウナがあるけど、それぞれサイズやアロマの香りが違って冒険心をくすぐる!
コテージ内のフィンランドサウナにも行ってみると、そこは外のサウナとは違って静寂な空間。人も少なく、パイセンと寝転がる。薄暗い中、小窓から見える森、少し光を浴びて交差する二人の足、セルフロウリュの水が蒸発する音、じわっとしたサウナの熱。完璧な平和がそこにはありました。
そしてたっぷり蒸された後、湯気の立つ体で湖に向かって駆けていく。みんな思いっきり湖に飛び込んで泳いだり、草むらに寝転んだりして自然と一体化し、思い思いにサウナと環境を楽しんでいる。
(湖の中で)くううう〜。。今、地球に還っている・・・・
湖から上がったあとのあったかいお風呂が案外良い!湖のほとりに五右衛門風呂があるっていうのもなんだかシュールですね!
最高にととのった後は、ビールとの相性抜群なスモークサウナで燻した豚、イノシシのトロットロなお肉が振る舞われる。もうなにこれ、口の中が天国、体はサウナと水風呂の後の風で心地いい、脳もとろけていく〜!
サウナ飯として完成度が高すぎる〜! パイセン、もう全体的に幸せすぎて立っていられない!恍惚!
まだまだ〜! モツ鍋に特製ローストポークとモッツアレラチーズのパニーニもあるよ!全メニュー制覇するまで帰れません!
美味しいご飯を頬張りながら、ビレッジ中央のステージへ。
有名熱波師にや著名サウナーたちのトークショーイベントなどが連日開催されていたみたい。そんな中、会場に見たことのある顔が……。
パイセン、あれってもしかしてドラマ「サ道」の……
イケメン蒸し男こと、磯村勇斗さんと、偶然さんこと三宅安城さんも来てるね。ふたりとも普通にサウナにガッツリ入ってる……。
その他にも、白樺の枝を使ったヴィヒタ作りのワークショップや、コーヒーの提供や、ヴィヒタやフィンランドジン風味のシーシャ(水タバコ)を吸えるスペースまで!
こんな湖の上の太陽をみながら、ディープリラックスした心地でクリーンなシーシャを吸いながらとのえるなんて……至福だね。
日本にいながらこんな体験ができるなんて……。
フィンランドに行ったことないけど、こんなに平和で、人も心地よくて、自然に囲まれた体験しちゃったら、明日から東京で働ける自信がないです!
大丈夫だよ、東京でもサウナ室に入ればきっと思い出せるはず。心と体を日常から解放するのがサウナ室で、いろんなサウナの思い出とすぐリンクできるよ。また来年も体験したいね!
取材協力:SAUNA FES JAPAN 2019実行委員会
執筆=サウナ女子 / イラスト=百村モモ (c)Pouch
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