2020年3月10日、フリマアプリ「メルカリ」が発表したのは「新型コロナウイルス感染拡大に伴う衛生マスクの出品禁止について」というお知らせ。

これまでもマスクの出品についてはさまざまな対応を取ってきたメルカリですが、3月13日からは衛生マスクの出品を一律で禁止するとしています。

市販品だけでなく、個人で自作した手作りの品、その他商品と抱き合わせた品も出品禁止、削除対象となるとのこと。

【マスク転売規制の流れを受けての措置】

3月10日、閣議決定された「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」によると、3月15日以降、市販で購入した衛生マスクを取得価格を超える価格で譲渡した場合、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が課されることとなります。

これを受けて、メルカリでも衛生マスクの出品を一律で禁止し、削除対象とするという措置を取ることしたと考えられます。

【メルカリユーザーの安心・安全を考えて】

もちろん、出品されるマスクがすべて取得価格を超えた金額で譲渡されるとは限りません。しかし、「意図せず違法行為につながる可能性等を考慮し、お客さまに安心・安全にサービスをご利用いただけるよう」、このような決定にいたったとメルカリ側は説明しています。

たしかに、これだけマスク不足や転売が叫ばれている状況を考えれば、一律で出品を禁止するほうがトラブルなどを避けるうえでは賢明かもしれませんね。

【市販品だけでなく手作り品も削除対象です】

なお、再度になりますが、その他の商品とマスクを抱き合わせた出品や、市販品だけでなく「個人が自作した衛生マスク」も出品は禁止。自身で材料を買ってきて手作りしたマスクをメルカリで販売した場合や、出品が確認された場合は削除されますので注意が必要です。詳しくは参照元からご確認ください。

今回のメルカリの出品厳格化により、マスクの転売が減って、必要な人に少しでも多くマスクが行き渡るようになるといいですね!

参照元:メルカリ経済産業省
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch

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