パソコンやスマホを駆使する現代人は、どうしても肩こりや目の疲れに悩みがち。他にもストレスやむくみを感じて困っている、なんて方も多いのではないでしょうか?

私も目が疲れやすかったり、むくみやすかったり……という悩みを抱えているひとり。しっかりケアしたい……と思いつつ、面倒なものは続かなさそう。

「お家で簡単に自分をケアしてあげる方法はないかな?」と、色々調べていたときに発見したのが「お灸」です。

昔ながらのアイテムではあるけど、最近は簡単にできるという噂も聞くし……「熱そう」というイメージしかなかったのですが、思い切って実際に使ってみることにしました。

【そもそも「お灸」とは?】

そもそもお灸とは、もぐさ(ヨモギの葉)を肌の上で燃やして、その熱でツボ周りの血行を良くして自然治癒力を高める……というものらしいのです。

強く叱る意味である「灸を据える」という言葉があるように、昔はもぐさを直接肌の上で燃やすので、相当熱かったんだとか。

そのせいで今も「火傷する」というイメージがありますが、最近はもぐさが肌に触れず、安全に使える家庭用のお灸がたくさんあるんです。

今回私が購入したのは「アイクレイ台座灸200個入りソフト」。温熱レベルが約41度(ソフト)〜約50度(ハード)まで4段階ある商品なのですが、初めてなので初心者向けの「ソフト」を選んでみました。

【簡単に使えます!】

「火を使うのって、ちょっと怖いな……」と思っていたのですが、使い方はとっても簡単でした。

1.台座のシールをはがす

2.もぐさの先端に火をつける

3.ツボに貼る

この3ステップのみで終了! これなら初めてでもやりやすいですよね。

【じわじわと熱さが……】

ちなみに、お灸をすえるツボの位置はインターネットで検索すればたくさん出てきます。自分のお悩みに合わせたツボを知るのも楽しいです。

今回は「万能のツボ」と呼ばれる「合谷」という手のツボにお灸をすえてみることにしました。

最初はあまり熱くならなくて「これ、本当に効いてるのかな?」と思っていたのですが、だんだんと熱くなってきて、4〜5分後には「熱い〜!!」とじたばたしたくなるぐらいの温度に。

1番初心者向けの「ソフト」のはずですが、個人的にはそれでもかなり熱く感じられました。初めての方は、必ず温度が低めのものから試すことをおすすめします。

【なんだかいいかも……】

7〜8分後には熱さが感じられなくなってきたので、シールをはがして終了。手にはほんのりとお灸の痕が残っていました。

ちなみにこの痕は、一晩たてば消えていましたのでご心配なく!

お灸をすえていた場所は、はがしたあともポカポカしています。個人の感覚ではありますが「確かに血行が良くなってる!」と明らかに分かるぐらい。

他のツボでも試してみると、全身がじわじわと温まっているような優しい感覚がありました。お灸、いいかもしれない…!

とっても簡単に自分をケアできるし、ツボを探すときに「今の自分はどこが疲れているんだろう?」と自分の体と向き合うきっかけにもなりました。

【お灸ライフを始めよう】

お値段はたっぷり200個入りで1600円(税込み)。コスパも◎なので、気軽に使えて嬉しいですね。

火を使わないタイプから本格的なこだわりタイプまで、さまざまなお灸があるので、自分に合ったお灸を探すのも楽しそうです。

私は明らかに効果を感じたので、「いつも知らず知らずのうちにがんばってくれている自分の体をねぎらう」という意味でも、しばらくお灸ライフを続けてみようと思います。

ただ、火を使うものなので、くれぐれも火傷や火事にはご注意ください。また熱すぎたり、体質に合わない場合は無理せず中止してくださいね。

参考リンク:アイクレイ
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch