台湾に住み始めて数年経ちますが、これはもう台湾グルメ代表と言っても過言じゃないのでは……! というくらい好きな料理が「鹹豆漿(シエンドウジャン)」です。

鹹豆漿は台湾では定番の朝食メニューで、塩気のある温かい豆乳の中にサクラエビや細ネギ、揚げパンなどの具が入っています。そして食べすすめていくうちに、豆乳がおぼろ豆腐のようなほろほろ食感に変化するんです♪

「なんて不思議な食べ物なの~~~!」とずっと思っていたんですが、この食感の秘密がお酢にあることを発見! 日本にもある材料で、10分もあれば作れちゃう簡単レシピをご紹介します♪

【材料】(1人分)

無糖豆乳:250cc
お酢(黒酢がおすすめ):大さじ1
しょうゆ:小さじ1
サクラエビ:適量
小ネギ:適量

【作り方】

1.お椀にお酢としょうゆを入れる。

2.サクラエビと輪切りにした小ネギを入れる。

3.沸騰する直前まで豆乳をあたため、ゆっくりとお椀にそそいだら完成!

※お好みでラー油やゴマ油、ゴマなどを加えてもおいしいです。

【忙しい朝でも簡単に作れちゃうのが魅力】

家にある材料で、とにかく簡単に再現したい! と考えてできたのが、このレシピです。レシピを追究するうちに気づいたんですけど「お酢さえあれば、あったかい豆乳は固まる!」んですよね。

その証拠にそそいだ直後は液体だった豆乳も、時間が経つにつれおぼろ豆腐のようにほろっほろに固まりました。コレですよ、コレ。このほろほろふるふる感を自宅で再現したかったんです~~~!

本場台湾では、油條(ヨウティァオ)という揚げパンやザーサイなどの具も入っていますが、なくてもおいしいです。もし油條を日本で代用するなら、麩がおすすめ!

【夜食や副菜にも♪】

ひとくちいただいてみると、豆乳にしょうゆを入れることで加わった塩気と、黒酢のさっぱりとした酸味がおいしい~~♪ サクラエビから出た旨味や、細ネギのシャキシャキ食感もアクセントになっています!

鹹豆漿はやさしい味わいなので、暑くて食欲がない時でもするするといただけると思います。朝ごはんだけでなく、夜食や副菜にもぴったりです♪

ちなみに、黒酢がなければ普通のお酢でも豆乳は固まりますよ。台湾のローカル朝ごはんとして親しまれている人気メニューを、ぜひ日本でも再現してみてくださいね!

レシピ・調理・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch