【美味しい楽しい♪台湾の朝食】
美食の国、台湾には魅力的なメニューがいっぱい。台湾在住ライターのYui Imaiが日本とはひと味ちがう台湾のモーニングを紹介します。

台湾では朝ごはんを外食やテイクアウトする人が多く、街には朝食ブランチ店がたくさん。わたしも台湾の朝ごはんが大好きで、移住してからはしょっちゅう通ってます♡

魅力的な台湾の朝食メニューの中から、第3回目はパイ生地のような焼きパン「燒餅(シャオビン)」を紹介したいと思います。こちら、玉子焼きや揚げパンなどを挟めるパンなのです。えっ、パンにパンを挟むの……!? とビックリされちゃいそうですね!

【燒餅ってどんなグルメ?】

燒餅とはパイ生地のようにサクッと焼いたパンのことで、台湾の豆漿店(豆乳店)と呼ばれる朝ごはん店の定番グルメです。お店によっては、窯にはりつけるような形で焼かれていく様子を見ることができます♪

ほとんどのお店の燒餅は薄く焼き上げられているのですが、台北で行列必須の朝ごはん店「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」というお店では、厚燒餅という厚さのある燒餅も提供されています。めずらしさもあり、大人気のメニューです。

燒餅はそのまま食べてもおいしいですし、お好みで玉子焼きや、第2回目で紹介したなが~い揚げパン・油條などを挟んでいただくことが多いです。

【パンにパンを挟むという大胆さがすごい】

なかでも燒餅に油條を挟んだ「燒餅油條」は、そのボリュームに驚き! パンにパンを挟むという大胆なメニューで、炭水化物感がすごいです。

はじめてコレを注文した時は、食べきれるかな?と、その迫力に圧倒されてしまいました……!

【さらに玉子焼きも挟んでもらったよ】

ちなみに燒餅油條は、お店によってはさらに玉子焼きも追加できちゃいます♪ わたしがよく行く豆漿店には「燒餅油條加蛋」という、焼いたパンで揚げパンを挟んで玉子焼きを加えたメニューがあるのです。もう、中身があふれちゃってます……!

燒餅は表面はサクッとしつつも内側はもちっとしていて、ひとくちいただくと焼きたての香ばしさが口いっぱいに広がります♪

油條のふわっとした軽い食感や、玉子焼きのやさしい味わいも燒餅によく合う! 表面にまぶされた、ゴマのぷちぷち感もアクセントになっています。

第1回目で紹介した鹹豆漿(シエンドウジャン)にひたしたり、醤油膏(ジャンヨウガオ)と呼ばれるしょうゆベースのとろみのある調味料をつけながら食べると、よりおいしいですよ。

【無難にいただくなら玉子焼きトッピングで】

ただし、見た目どおり燒餅油條のボリュームは半端ないです……! 朝イチでいただくには、小食の方にはちょっと厳しいかも。

燒餅そのもののおいしさを味わうなら、玉子焼きだけをトッピングした「燒餅夾蛋(シャオビンジアダン)」が無難かもしれません。

撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch